みんな警戒しているハズなのにそれでも盗まれる! 第2世代GT-Rが窃盗団の超人気銘柄なワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本国内では1990年代のスポーツカーが連日車両盗難の被害に遭っている

■とくに第二世代GT-Rの被害が目立っている

■海外でほとんど売ってない車種で人気が高く、高値で取引されるのが主な理由だ

第二世代GT-Rばかり盗まれるワケ

 自動車盗難の認知件数は、ピーク時の2003年から毎年2桁の減少率で推移してきたが、2022年に微増に転じてしまった。そして去年、2023年上半期(1~6月)には前年同期比2.8%増の2869件と2022年を上まわったと警察庁は発表している。

 被害の多い車種をみると、相変わらずランクル、プリウス、レクサスLX、アルファード、レクサスRXとトヨタ車が上位を占めているが、その裏で、第二世代の日産スカイラインGT-R(R32、R33、R34)、マツダRX-7(FD3S)、トヨタ・スープラ(80)、ホンダのタイプR系、それに三菱ランエボ、スバル・インプレッサSTIなどの、1990年代のスポーツカーの盗難も多発している!

 とくに第二世代GT-Rの被害の多さは見過ごせないほど。

 X(旧Twitter)などをみると、GT-R盗難車の情報提供を求める投稿があとを絶たない。先日も某レンタカー会社のR34GT-Rが盗まれてしまい、大きな話題となった。

 なぜ第二世代GT-Rばかり狙われるのか? その1番の理由は、依然として人気が高く、高値で売れるから。

 とくにアメリカには、25年ルール(製造から25年以上経過したクルマは、右ハンドルでもクラシックカーとして登録できるという制度)があり、今年はいよいよ1999年デビューのR34も25年ルールをクリアしはじめる。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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