レクサス版ヤリクロ……とか言ってると恥かくぜ! LBXの思わず「へぇ〜」なトリビア (1/2ページ)

この記事をまとめると

■レクサスからプレミアムコンパクトSUVであるLBXが発売された

■レクサスLBXにまつわるトリビアを紹介

■走りや乗り心地、静粛性など、レクサスらしいこだわりに満ちていた

ベースのヤリスクロスよりもだいぶ高い! されどやはりレクサス

 レクサスブランドの新しいコンパクトラグジュアリーカー、カジュアルスニーカーとして開発されたLBXは、周知のとおり、トヨタ・ヤリスクロスをベースにレクサス化されたプレミアムコンパクトクロスオーバーモデルだ。

 パワーユニットはHVのみで、最初にいっておけば、価格はLBX COOL FFが460万円。ヤリスクロスの同等グレードといえるZ FFが280万9000円と、約180万円もの差がある! しかし、レクサスのスパイスをふんだんに用いたLBXは、その価格差に納得できる仕上がりであり、商品力の持ち主といっていい。

 ここでは、LBXがヤリスクロスとどう違うのか、そしてレクサスのDNAである静かさ、乗り心地のよさ、走りの一体感にまつわるとっておきのトリビアを紹介したい。

 まず、ボディサイズからしてヤリスクロスとは異なる。LBXの全幅は1825mmと、ヤリスクロスの1765mmに対して60mmも幅広い。それは主にリヤフェンダーの膨らみにあり、それによってダイナミックなエクステリアデザインを完成させているのだ。

 プラットフォームの基本こそGA-Bとヤリスクロスと共通だが、ホイールベースにしてもヤリスクロスの2560mmから2580mmに延長。さらに、前後トレッドもヤリスクロス(Z)の前後1525mmから前後1570mmに拡大。装着タイヤはヤリスクロスの205/65R16または215/50R18から225/55R18に統一。最低地上高は170mmとヤリスクロスと同じだが、なんと最小回転半径はヤリスクロスの5.3mから5.2mへと縮小しているのだから、ワイドボディでも扱いやすさはヤリスクロスを上まわる。プレミアムコンパクトならではといえるだろう。

 レクサスといえば、初代LS(国内名はトヨタ・セルシオ)が世界を驚かせた車内の静粛性もまた大きな特徴だ。このLBXでもそれは貫かれ、こういっては失礼だが、ヤリスクロスとは比べ物にならない走行中の車内の静かさを実現している。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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