クルマの事故で散らばった破片は「基本的に当事者」が片付ける必要あり! ただし勝手に「持ちかえる」「捨てる」はNGなワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■事故現場で無数に飛散するクルマの部品は基本的には当事者が片付ける必要がある

■もし当事者が救急搬送などでその場にいなければ同乗者や急行した警官が掃除する

■細かな破片は道路を管理するパトロール隊が来るのを待たなければならない

事故で散らばった破片は誰が片付ける?

 交通事故を起こすと、クルマに取り付けられていた部品が外れたり、破損した破片が道路に散乱したり、細かく砕けたパーツが飛散したりすることがあります。道路に散らばってしまったクルマのパーツや破片などは誰が片付ければよいのでしょうか。今回は、交通事故の際に散らばってしまったクルマの破片の処理について解説します。

交通事故により散らばった破片は基本的に当事者が片付けるが……

 交通事故により散らばってしまったクルマの破片は、基本的に事故の当事者が片付けます。クルマの運転者は交通事故を起こしてしまったときに、負傷者を救護する義務があるだけでなく、道路における危険を防止(二次事故を防止)する措置を講じなければなりません。そのため、原則として事故の当事者がクルマの破片や散らばったパーツを片付けることとなります。

 ただし、交通事故によっては、事故の当事者が緊急搬送されたり、命を落としてしまったりすることがあります。このような場合には、同乗者が道路における危険を防止する措置を講じなければなりません。もし、二次事故防止の措置を講じることができる同乗者がいない場合には、現場にかけつけた警察官が道路の危険を防止するために、破損物や車両などの移動をします。

 また、交通事故によっては、警察が破損した部品やパーツを証拠品として押収することがあるため、交通事故によって飛散した部品や損傷したパーツは、勝手に捨てたり持ち帰ったりしないようにしましょう。


齊藤優太 SAITO YUTA

ライター/インストラクター/ジャーナリスト

愛車
A4 35 TDI
趣味
ドライブ・洗車・音楽鑑賞・楽器演奏
好きな有名人
BLUE MAN

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