この記事をまとめると
■上海の街には中国車に引けを取らないほどテスラが走っている
■テスラのギガファクトリーが上海にあることも少なからず影響していると考えられる
■アメリカと中国は貿易戦争状態になっているが中国ではアメリカ車の人気が依然として高い
上海の街はテスラだらけ!
羽田空港から乗った飛行機が中国・上海浦東国際空港に到着した。上海モーターショー(上海国際汽車工業展覧会)の会場となる、国家会展覧中心は上海虹橋国際空港に近い場所にあり、浦東空港とは上海中心部を挟んで真逆の場所にある。地下鉄で移動することも可能なのだが、重たい荷物が多いこともあるし、街の風景を見て楽しみたいこともあって、今回は奮発してタクシーを利用し、ショー会場に近い宿泊先に向かった。
上海モーターショーの会場画像はこちら
高速道路を使い、とりあえず上海中心部へ向かうのだが、タクシーのまわりを走るクルマは中国メーカー車が目立つ。
しかし、意外なほど多くのテスラを目にして少々驚いたのだ。理由を少し考えてみると、そもそもテスラは中国でも一部モデルの生産を行っており、その中国の生産工場は上海にあるので、そう考えるとこの光景もそれほど珍しくない……などとも思うようになった。
テスラのギガファクトリー上海の様子画像はこちら
テスラ(TESLA)の漢字表記は特斯拉(当て字)となる。テスラに限らず外資ブランド車でも、中国現地生産車の場合は漢字の車名プレートがつくので、中国以外で生産されて輸入販売されたか中国国内で生産され販売されたのかはリヤまわりを見ればひと目でわかるのである。
そのため、ドイツ系など高級外資ブランド車などでは、現地生産車を購入したのがちょっと恥ずかしいので、漢字車名プレートをすぐはずしてしまうひとも結構いると聞いたことがある。
VW フェートン(中国仕様車)画像はこちら
テスラ車の場合は、ほかの外資ブランドとは異なり、中国系メーカーとの合弁企業を作って進出するではなく、単独出資して進出していることにステータスを感じるのか、漢字プレートをそのままにしているクルマばかりであった。