荷台のモニターで映像広告を街に流す! 斬新アイディアの「アドスクーター」ってなんだ? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トラックなどの車両に企業の情報を表示する看板車がある

■スクーターを看板車として活用するというアイディアが生まれた

■アドスクーター「Scoot Vision」について詳しく解説する

3輪EVスクーターに大型液晶ディスプレイを設置

 トラックに限った話ではないが、荷台やボディに会社名、ロゴ、イメージキャラクター、連絡先などを表示している車両を見かけることがある。これらは一般に「看板車」と呼ばれており、自社の認知を高めることが目的になっている。エナジードリンクメーカーのなかには、ニューミニに自社製品をかたどった看板を取り付けて走行し、強いインパクトで話題を振りまいたという例がある。このことからもわかるように、車両は走る広告塔として一定の効果が期待できるのだ。

 こういった効果を収入に繋げるべく、バスやタクシーでは一定のルールのもと、ボディやウインドウの内側などから通行人や通行車両に向けて、広告を掲載するサービスを行う事業者も多い。ただ、現代では不特定多数に向けたテレビ広告のような、マスマーケティングの効果が疑問視されるようになっている。車両広告はそのクルマの走行地域に限定されるという特性があるため、新聞の折り込みチラシと同様の効果が期待されているが、クライアントは伸び悩んでいるようだ。

 箱バントラックの荷台部分を利用した広告もあるが、大音量でアダルトな広告をしていたものが悪目立ちした。結果、東京都などで条例による規制を受けるなどしたために、イメージダウンしてしまったといわれている。とはいえ、箱バントラックのインパクトはすさまじいものがあり、イベントなどでは効果を発揮している例もあるようだ。


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