マイルドハイブリッド搭載で走りの楽しさと燃費性能を両立! マイナーチェンジでルノー・キャプチャーが大変身 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■欧州の人気コンパクトSUVルノー・キャプチャーがマイナーチェンジ

■従来のフルハイブリッドE-TECHに加えマイルドハイブリッドが新登場

■運転支援や安全性を高める最新機能も追加された

ルノー・キャプチャーがマイナーチェンジで大幅に進化

 ルノー・キャプチャーは2013年に欧州で発売されたコンパクトSUVだ。翌年には欧州でのコンパクトSUV販売台数1位を獲得し、2019年に発売された2代目も同セグメント販売台数1位となり、累計200万台以上を売り上げる人気モデルとなっている。そんなルノー・キャプチャーだが、このたびマイナーチェンジを受け大きく変貌を遂げることになった。

 今回のマイナーチェンジでは大きくふたつのポイントがある。ひとつは外観デザインを一新したこと、もうひとつは従来のフルハイブリッドE-TECHに加え、新たに力強い走りと高い燃費性能を両立するマイルドハイブリッドを追加したことだ。

 新型ルノー・キャプチャーでは、フロントマスクをシャープに一新。とりわけ目を引くのが、ルノーの菱形状のロゴ「ロサンジュ」から波紋が広がるように見える視覚的演出だ。この効果は、フロントバンパー上部とブロック模様に、ポリカーボネート製グリルを光が反射することで生み出している。これはルノーデザイン責任者ジル・ヴィダル氏のデザインテイストによるものだ。

 リヤビューも一層モダンに仕上がった。LEDライトはクリアレンズ化され、新デザインのリヤバンパーと相まって洗練された印象を演出する。足元には専用アロイホイールを装備し、グレードごとに異なるサイズを採用。「エスプリ アルピーヌ」には19インチ、「テクノ」には18インチをそれぞれ装着し、スタイルと走りの質感を高めている。

フルハイブリッドに加えて新たにマイルドハイブリッドモデルを追加

 フルハイブリッドモデル「エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH」は、1.6リッターの自然吸気直列4気筒エンジンにメインモーター(最高出力36kW)とサブモーター(最高出力15kW)を組み合わせている。これにより、WLTCモードで23.3km/Lという高い燃費性能を達成している。

 そして今回のマイナーチェンジで新しく追加となったマイルドハイブリッドモデルを搭載したのが「エスプリ アルピーヌ マイルドハイブリッド」および「テクノ マイルドハイブリッド」だ。

 このマイルドハイブリッドシステムは、減速時に発生するエネルギーを12Vリチウムイオンバッテリーに蓄え、発進・加速時にモーターでエンジンをアシストすることで燃費を向上させる。加えて、ストップ&スタート機能や、安定走行時にエンジンを自動停止するクルージング機能を備え、無駄な燃料消費を抑制。その結果、WLTCモードで17.4km/Lの燃費性能を実現している。

 また、マイルドハイブリッドモデルには電子制御7AT7EDC)が採用されている。7EDCはパワフルなエンジンの性能を引き出すダイレクト感のある走りが特徴で、パドルシフトによって変則を思いのままに楽しむことができる。


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