意外にも型落ちのほうがイイこともある
FFでもかまわなければ、スイフトスポーツ(ZC32S)。スイフトスポーツも超定番だが、先代のスイフトスポーツであることがミソだ。現行の1.4リッターターボエンジンは圧倒的なトルクで速いが、練習でブンブン走るなら1.6リッターNAエンジンのZC32Sがオススメ。再現性の高さもピカイチ。クルマが軽くパワーもそれほどないので、タイヤもパッドも全然減らない。タイヤサイズが215/40R17なので、インチダウンしてお手頃価格のサイズにできるのも魅力だ。
スズキ・スイフトスポーツ(ZC32S)のフロントスタイリング画像はこちら
こういった企画の筆頭格であるロードスターは、NDではなくNCをオススメしたい。ロードスターは歴代4モデルすべてがすばらしい。運転が上手くなるためにあるようなクルマである。しかし、微妙なところも多い。
まず、エンジンパワーが低い。NAかNBならできれば1.8リッターがオススメ。1.6リッターは運転の練習をするにはややパワーが低い。これは1.5リッターのNDも同じ。となると、2リッターエンジンのNCは意外とオススメだ。
マツダ・ロードスター(NCEC)走り画像はこちら
ただ、サーキットでの練習となると微妙。とにかく荷物が積めないので、練習用タイヤをもっていくのが厳しいし、工具や装備品、サーキットで使う用品などもほとんど積めない。家からサーキットまでが近い人は気にならないかも。
自分の乗りたいクルマを買うのがいちばんで、好きじゃないクルマを買っても、結局乗る気にならず運転は上手くならないかもしれない。でも、好きなクルマがとっても変わった車種だと、なかなか上達まで長い道のりになることもある。そんなときのご参考にしていただきたい。