BEVの値落ちは激しいが30万km走行の初代リーフでも値が付く! バッテリーのリユース需要で「乗り潰し」もアリだった (2/2ページ)

バッテリーの状態さえ良好であれば値はつく

 筆者もBEVに乗るなら現金一括払いをせずに短期間で乗り換えるのがベストかと考えていたのだが、支払方法は別としても、乗り潰すという乗り方もありだという話を聞いた。

 聞いた話では初代リーフで走行距離は30万kmオーバーであっても下取り査定額で30万円ついたケースもあったとのこと。車両自体の再販価値は走行距離だけを見てもほとんどないのだが、リーフが搭載するリチウムイオンバッテリーに対する判断が価値を高めているというのである。

 携帯電話などに含まれる金を集めることを都市鉱山といわれるが、BEVに搭載されていたリチウムイオンバッテリーを非常電源装置に再利用するなど、リユース需要が高まっており、低年式であったり過走行のBEVであっても下取りや買い取り査定額は思った以上に落ち込まないというのである。

 また、リーフでは車両そのものが中古車として海外へ輸出されるケースも目立っており、以前よりはるかに再販価値が高まっているとのことであった。ある大手中古車検索サイトで調べると、2011年式以前の日産リーフでも中古車販売価格で20万円台の物件が主流となっていた。

 BEVに関してはローンなどを利用し短期間でまわすか、それこそ乗り潰すつもりで長期間乗り続けるかの、いわば両極に乗り方がわかれているようである。

 なみにリーフは年末ともいわれているフルモデルチェンジを控え新規受注は終了している。そして次期型に対する販売現場の期待も高まっているようである。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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