この記事をまとめると
■2023年に追加されたSUVタイプのセンチュリーが一部改良を行った
■和室をイメージした「3段階調光機能付きプライバシーガラス」を追加
■サスペンションに再調整を行い乗り心地をさらに向上させている
日本が誇るショーファーカー「トヨタ・センチュリー」を一部改良
1967年に誕生したトヨタ・センチュリーは伝統的な和の美意識を取り入れたデザインと、極上の快適性と静粛性が特徴のショーファーカーである。走る執務室として、あるいは束の間の休息の場として、多様なシーンに対応できる機能を備え、長年にわたり日本のVIP層から厚い支持を集めてきた。
センチュリーには従来のセダンに加え、2023年に追加されたSUVタイプがラインアップされており、今回はそのSUVタイプに一部改良が施された。
トヨタ・センチュリーのサイドスタイル画像はこちら
改良点のなかでも最大の特徴は、新たに採用された「3段階調光機能付きプライバシーガラス」だ。
この調光ガラスはリヤドアおよびリヤクォーター部分に装備されており、「透明」「半透明」「調光(不透明)」の3段階で切り替えが可能。特殊フィルムを内蔵し、スイッチ操作によりガラスの色調がホワイト系に変化する。これは、柔らかな自然光を取り込んだ和室をイメージしたデザインとなっている。
トヨタ・センチュリー「3段階調光機能付きプライバシーガラス」の「調光(不透明)」画像はこちら
さらに、乗り心地の向上を図ってサスペンションの再調整も実施。これにより快適性と静粛性がいっそう高められている。パワートレインは従来と同様、3.5リッターV型6気筒のプラグインハイブリッド(PHEV)を搭載。優れた環境性能と力強い走行性能を両立している。
改良モデルの車両価格は2700万円。なお、センチュリーの取り扱いは独自の資格を得た「マイスター」が担当し、商談からメンテナンスまでセンチュリーに関するあらゆるニーズに応えてくれる。