この記事をまとめると
■ブランドのキャラクターを明確化したことでユーザーからも高い支持を受ける三菱
■三菱は新型リーフをOEMで三菱車として販売する予定だ
■EVとして復活してほしいかつての三菱の名車をピックアップした
EVなら復活できそうなかつての三菱の名車
ここのところジワジワと盛り上がりを見せている三菱自動車。SUVモデルと電動車に注力し続けたことでユーザーが三菱のキャラクターを理解し、そういったモデルを求めるユーザーから高い支持を集めるまでに至ったというワケだ。
そんな三菱は、今年の5月に今秋に販売が予定されている3代目の日産リーフのOEM車を北米地域で販売することや、台湾のホンハイからもEVの供給を受け、オーストラリアとニュージーランドに向けて販売すると発表している。
三菱が「Momentum 2030」で公開した資料内の日産リーフOEMと思しき車両画像はこちら
これらのOEMモデルは日本での販売についてはアナウンスされていないものの、ホンハイは先だって自社が手がけるEVを日本のメーカーに供給し、本格的に導入することを発表しており、もしかすると三菱から日本向けEVが発売されるかもしれない。
そこで今回はEVとして復活を期待したいモデルを独断と偏見でピックアップしてみたい。
FTO
1994年に登場したFFスペシャリティクーペのFTOは、スポーツモデルとしての素質も高く、インテグラタイプRに匹敵するFFスポーツとしての評価も高かった1台だ。
三菱FTOのフロントスタイリング画像はこちら
そんなFTOは、EVの開発ベース車として選ばれた過去もあり、実際にナンバープレートを取得して公道走行が可能な車両も存在していたので、EVとして復活するにはおあつらえ向きのモデルといえるだろう。
ディアマンテ
ホンハイのフラッグシップセダンであるモデルEは、ピニンファリーナと共同開発したモデルで、2WDのほか4WDも用意されるとされている。三菱のフラッグシップセダンで4WDといえば、やはり一世を風靡したディアマンテが挙げられるだろう。
三菱・ディアマンテのフロントスタイリング画像はこちら
残念ながら現在の三菱にはセダンのラインアップがなく、アウトランダーPHEVがその役割を担っているが、系列会社の役員車などにEVセダンがあれば重宝するのではないだろうか。
RVR
日本では2024年春で終売となり、欧州などではルノー・キャプチャーのOEMモデルが輸出名のASXとして販売されているRVR。3代目モデルはコンパクトクロスオーバーSUVとなってしまったが、2代目まではスライドドアを備えた2列目シートクロスオーバーSUVとして唯一無二の存在となっていた。
三菱RVRのフロントスタイリング画像はこちら
ここで気になるのがホンハイのモデルAで、スライドドアを備えたコンパクトクラスのMPVとなっているので、これをベースに往年のRVR風に仕立てるのもアリではないだろうか。