GT500クラスは、ポールシッターの19号車WedsSport ADVAN GR Supraから序盤にトップの差を奪った8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTが、有利にレースを進めていくかに思われた。しかし、ルーティンストップのタイミングをライバルより遅らせる戦略に出た37号車Deloitte TOM’S GR Supraがピット作業を終えてコースに戻ると、ARTAシビックの前に立った。
Deloitteスープラはそのままトップでチェッカーを受け今季初優勝。ピットイン前に驚異のペースでマージンを築いた笹原右京と、バトンを受け継いでからARTAシビックの追撃を交わしたジュリアーノ・アレジのふたりのドライバーが共に輝きを放った。これで彼らは、同じくトムス陣営である1号車au TOM’S GR Supraの坪井翔、山下健太組に次ぐランキング2番手に浮上した。