チューニングがクルマの寿命を伸ばすこともある! スーパーオートバックス浜松にECUチューニングの匠がいた (1/2ページ)

ECUチューニングに強いスーパーオートバックス浜松

 東名高速の三方原スマートICから数分のところに位置するスーパーオートバックス浜松。そこにいま、エンジンコンピューターチューニング(以下:ECUチューン)に長けた鈴木英二氏という人物がいる。

 ピークパワーだけを追い求めるのではなく、ドライバビリティに注目したセッティングはとにかく人気が高く、鈴木氏は週末になればスーパーオートバックス浜松だけでなく、全国各地のスーパーオートバックスで出張セッティングに明け暮れる日々を送っているという。その人気の秘密はどこにあるのか?

 今回はそんな鈴木氏がいま、とくに力を注いでいるフェアレディZ(RZ34)にフォーカスを当てながら、どのようなアプローチでチューニングを行なってきたのかをうかがっていく。

「私はそもそも関東のチューニングショップで働いていたんですが、設備的な問題もあってチューニングできる範囲が狭く、ECUチューンをやりたくても当時は外注するばかりだったんです。いつかはやってみたいな……なんて若い頃は夢を描いていました。そんなときにオートバックスが大型店舗であるスーパーオートバックスを、かしわ沼南や東雲に展開するのを横目に見ていました。充実した品揃えとシャシーダイナモを完備したセッティングルームがとにかく魅力的だったんですよ。そこで転職を決意しました。次に展開するのはスーパーオートバックス浜松だということになりいまに至ります」と鈴木氏。

 だが、転職していきなりECUチューンができるということはなく、はじめはチューニングをイチから勉強しなおす日々。会社では座学や筆記試験なども行われていたという。そこで吸気や排気の必要性、タービンを変えてこの馬力を目標にするなら、何ccのインジェクターが必要なのかといったことを学びなおしたそうだ。きちんと研修をし直してから現場に出ていくという堅実なスタイルは、さすがはスーパーオートバックスといえるエピソード。

 また、一流のチューニングメーカーやチューナーとの繋がりもあり、日々周囲に相談ができ技術を高めて行けるという環境も素晴らしい。そこに鈴木氏独自のノウハウが注ぎ込まれるところに魅力がありそうだ。


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