あのRUFが「シャコアゲ」系……ってそんなんアリ!? モントレーで攻めに攻めたRUFがヤバい! (2/2ページ)

過激な2モデルが世界初公開

 RUFからはさらに、2025年のモータースポーツ・ギャザリングで、ミッドシップスーパースポーツの「CTR3」をさらに正常進化させることで、800馬力の最高出力と380km/hの最高速を新たにスペックシートに掲げることに成功した「CTR3・EVO」や、空冷時代のポルシェ911をインスパイアした「TRIBUTE」の2026年モデルも世界初公開された。

 伝統のCTRという車名を現代に受け継ぐ前者は、もちろんRUF車のラインアップではトップエンドに位置づけられるもの。後者は、現在では自動車メーカーが生産する、唯一の空冷エンジン搭載車ということになる。

 ちなみにRUFがアルミニウム製のシリンダーヘッドや、4カム3バルブテクノロジーを採用した空冷式の水平対向6気筒ツインターボエンジンを開発し、それを搭載するTRIBUTEを発表したのは、ポルシェ911の生誕60周年にあたる2023年のことだった。3.6リッターの排気量をもつこのエンジンは7速MTと組み合わされ、550馬力のパワーはすべて後輪へと伝達される。そのスパルタンな走りは多くのカスタマーから高く評価されているところだ。

 RUFが今年のモータースポーツ・ギャザリングで提供してくれたさまざまなトピックス。それはスポーツカーのファンにとっては確かに刺激的なものだった。

 はたしてRUFからは、これからどのようなニューモデルが生み出されるのだろうか。今回の発表を受けて、それに対する期待感も大いに高まったことはいうまでもない。


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山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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