ECUチューンで別モノに化けたZを試す
前回はスーパーオートバックス浜松(以下SA浜松)が得意とするコンピュータチューニング(以下ECUチューン)を手がける鈴木英二氏のお話を中心にお伝えしたが、今回はいよいよ実際に鈴木氏がチューニングしたRZ34フェアレディZがどんな仕上がりなのかをお伝えしたい。
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ただ、本題となるECUチューンの話に入る前に、SA浜松RZ34のチューニング部分をまずはご紹介する。
ストリートをターゲットに絞ったというこのクルマは、カーボン製のエアロ関係がなかなかのインパクトだ。とくに興味深いのはASMとSA浜松が共同で開発したドライカーボン製のボンネットで、純正の11.1kgに対し、7.9kgに収められていることが嬉しい。裏側を覗けば、雨の日にエアアウトレットから侵入してくる水をうまく集め、フロントバンパー側に逃す水路までが与えられている。まるで自動車メーカーが作ったかのような細かな気配りがたまらなく魅力的。
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一方のインテリアも、レザーやウルトラスエードをあしらった数々のアイテムを散りばめており、質感が一気に高まっている。
足まわりはHKS HIPERMAX Sをベースにオリジナルで開発したGATE SPECを投入。開発ドライバーは木下みつひろ氏を迎え、これまたあくまでもストリートにおける安心感や路面追従性をターゲットにしている。スプリングレートはフロント12キロ、リヤ11キロの設定となる。減衰力は40段階の変更が可能だ。
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ポイントとなるのはニードルを先細りのタイプに変更したこと。減衰力を緩めたとしてもメインバルブが仕事をするようにし、乗り心地重視にセットしたときであっても、しっかりと減衰が出るようにしている。また、ベースのバンプラバーをショートにしたのちに、ソフトなバンプラバーを足している。バンプタッチしたときにガツンと来ないようにセットしたという。
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さらに細かなところでいえばリヤメンバーブッシュの下側のみにカラーを挟んで、トラクションを入れたときに暴れないようにもセット。トラクションアームの根本のブッシュもヨレるためピロに変更している。これにより、トラクションを入れたときのアライメント変化を抑えているところもポイントだ。
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