8年間に渡ってマツダの屋台骨を支えたコンパクトSUVが全面刷新! 新型CX-5は待望のストロングハイブリッド「SKYACTIV-Z」 を携えて日本上陸予定【ジャパンモビリティショー2025】 (2/2ページ)

とうとう物理ボタンを大幅削減しタッチパネルに集約

 さらに室内に目を向けると、従来の路線から大きく方向を変えたことが見て取れる。マツダは日本のメーカーでは「タッチパネルより物理スイッチにこだわっていた保守派」だったが、この新型には特大(12.9もしくは15.6インチ)のディスプレイをドライバーの近くに配置。さらにGoogleアシスタント搭載ということでスマホ同様の機能を発揮。ナビなどの設定はもちろん、エアコンの操作なども音声で行える仕組みを国内仕様でも導入するようだ。ちなみにフル液晶メーターは10.25インチだ。

 ボディサイズも大きくなっている。今回出展された新型の欧州仕様と現行2代目の国内仕様との比較だが、全長4690mmは115mmのプラスで、全幅1860mmは15mmのワイド化(全高は5mmだけ高い1695mm)。この余裕を従来型で不評だった後席とラゲッジスペースの拡大に充当したとのこと。コンセプトカーと違って乗り込みも可能なはずだから、このあたりはぜひ会場で実際に試していただきたいところだ。 気になる発売時期だが、どうやら来年の夏ごろとのこと。

 なお、先ほどマツダのブースでは出展モデルがわずかに3台のみと紹介したが、会場内にはほかにもマツダ車を見ることができる。1台は「Tokyo Future Tour 2035」の一角に置かれた手動運転装置付きのCX-30 SeDV。このクルマは下肢に障がいのある人でも自分の意志で運転できるように、アクセルやブレーキを両手だけで直感的に操作できる仕組みを備えている。

 また、モビリティの歴史と文化をテーマにした「Mobility Culture Program」では、マツダの象徴ともいえるRX-7を展示。さらに、次世代燃料を用いたスーパー耐久シリーズ参戦マシンのMAZDA SPIRIT RACING RS Future concept(12号車)が、11月1日と2日にデモランを実施予定だ。


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