たった半年で街行くクルマがこんなに変わる? タイで日産「キックス」「セレナ」が急増していた (2/2ページ)

中国車は豊富なモデルが街を走りまわっている

 気になる中国系の動きだが、ブランド別で見ればBYDオートの車種を圧倒的に多く見かける。日本でも先ごろシーライオン6がデビューしているが、バンコクで見た限りでは、シーライオン7よりシーライオン6のほうをよく見かけることができた。今回訪れたモーターエキスポ2025(第42回バンコク国際モーターエキスポ)でも、会場特価が印象的であったドルフィンも、お手頃価格(BEVにしては)ということもあり、かなり多く見かけることができた。ATTO3を見かける機会が少なめだったので、シーライオン6あたりに乗り換えているのかもしれない。

 また新たな傾向としては、ハードオフローダー(ランクルみたいな)SUV風モデルが目立つようになっていた。代表的なモデルは、GWM(長城汽車)のタンクや、チェリー(奇瑞汽車)系のBEVとなるJAECOO6 EVなどである。モーターエキスポ2025会場内にはチェリーのV23など、さらに車種が増えていくような様子だったので、今後も中国系ハードオフローダースタイルSUVは街に増えていきそうである。

 毎回気になってチェックする打倒アルファードをめざす(!?)チャレンジャー車では、吉利汽車系のZEEKRのBEVタイプミニバンとなる009、そしてシャオペンのミニバンタイプBEVとなるX9が目立っていたが、台数と存在感ではバンコクで見ている限りでは、まだまだアルファードが圧勝しているような雰囲気であった。

 半年ほどしか経っていないのに、街を走るクルマの様子は意外なほど変わっていた。東京で定点観測してみたら、はたして半年ほどで「あれっ?」と思うほどの変化を感じることができるか、つい考えてしまった。タイも少子高齢化が問題になってきているが、まだ日本のような深刻なレベルにはなっていない。まだまだ成長への伸びしろのある新興国のスピード感というものを、定点観測を通じて感じてしまった。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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