クルマ好きに刺さりまくるこの施設が無料だと!? 「日野自動車21世紀センター」がもはやシャングリラだった (2/2ページ)

物流や産業史も学べる大満足の構成

 館内に入るとまずはケース内に展示されたトラックのミニカーがある。過去に訪れた物流博物館にも同じような展示があったのだが、この精密さが男心をくすぐられる人は多いと思う。ミニカーといっても細部まで再現されており、サイズ感と質感がコレクションにはもってこいなのだ。しかし、多くは非売品と表示されており、買うことはできないようだ。これは残念。

 さらに本物のトラック運転席を使ったシミュレーターが出迎えてくれる。これは最新の安全装備を体感できるマシンで、走行中の運転手にトラブルがあった場合、センサーが運転手の視線や体勢を判断して自動で路肩に移動するという過程を知ることができる。シミュレーターも素晴らしいのだが、実際の運転席に座れるというのもポイントだろう。さらにどんどん遠くへと向かう。

 施設中央に展示されているのは、現在のバスの基礎ともなったボンネットBH15型バスだ。こちらはなかに乗ることもできるので、当時の情景に思いを馳せながら見学ができる。またその脇には日野ブランドの乗用車が並んでいるので、ここもぜひじっくりと見てほしい。とくに日野コンテッサ900スプリントはエレガントなスタイルで、復刻したらさぞかし売れるだろうと思ってしまうほどカッコイイ。

 またトラックやクルマだけの展示のとどまらないのもこの施設の特徴のひとつ。歴史や人物を交えて、物流やトラック、バスなどのさまざまな歴史を学ぶことができる。

 展示終盤になると、赤いじゅうたんの重厚な展示室にたどり着く。ここは航空機のエンジンが単体で飾られている場所だが、その大きさと構造は一見の価値がある。なかでも中島製作所の星型エンジンはまさにロマンの塊のようなエンジンだ。

 館内は広く、ゆっくりと見てまわるなら2時間程度は必要なほど広く展示物も充実している。歩き疲れたら入り口横にはカフェも併設されているので、ひと息つくことも可能だ。無料で楽しめる同施設の開館時間は月〜金 および第2・第4土曜日の10:00~16:00となっている(第1・第3・第5土曜日、日曜、年末年始・GW・夏季連休は休館)。

日野オートプラザ
東京都八王子市みなみ野5丁目28番5号
日野自動車21世紀センター
TEL:042-637-6600


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