漂うオーラがヤバすぎる! 歴代ロードスターの「スピードスター」に市販希望!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■スピードスターは明確な定義をもたないが無遮蔽オープンの高性能車を指す概念だ

マツダ・ロードスターではNAからNDまで全世代でスピードスター案が提示されてきた

■軽量化と走行性能を追求する思想は市販モデルの進化にも影響を残しているだろう

歴代ロードスターに存在したスピードスター構想

 カーマニアのなかには、「スピードスター」という言葉を聞いたことがあるという者は少なくないのではないだろうか。スピードスター=speedsterの原義は、高速ドライバーやスピード狂といった意味のものだが、転じて自動車のジャンルのひとつともなっている。とはいえ、自動車ジャンルとしてのスピードスターに明確な定義はないのだが、バルケッタ・スタイル、つまりルーフはおろかウインドスクリーンすら廃したオープンモデルの高性能スポーツカーを指す場合が多い。

 そのようなスピードスターは、多くの場合スーパーカーをベースとした超高額な限定車の形を取る場合が多い。近年では、たとえばマクラーレン・エルバやアストンマーティンCC100、ランボルギーニSC20などが登場している。一方で、”お手軽”なスピードスターモデルというものはほとんど見られない(ルノースポール・スピダー ソットヴァンくらいのものではないだろうか?)。

 しかしながら、じつは日本の国民的スポーツカーであるマツダ・ロードスターにおいて、スピードスターモデルの構想はたびたび存在していた。もちろん、すべてショーカーの域を出るものではなかったが、初代NA型から現行ND型に至るまで、すべての世代においてスピードスターが提案されていたのだ。今回は、それらのモデルを紹介する。

M Speedster Concept (1995)

 まずはNA型から。M Speedster Conceptは、1995年のニューヨークオートショーに出展された1台だ。大きく切り詰められたウインドスクリーンと、フロントバンパー左右に設けられたランプポッド、215幅というファットなタイヤがレーシーな雰囲気。

 単なるショーカーというわけではなく、メカニズムも外見に負けず強化されている。搭載されるエンジンは1,8リッターという排気量こそノーマルから引き継ぐが、リショルム式スーパーチャージャーで武装。セラミックコーティングピストンなどエンジン内部にも手が入り、結果的に200馬力を発生する快速モデルに仕上がっていた。

Mono-Posto(2000)

 2000年のSEMAショーに展示されたNB型をベースとするMono-Postoの最大の特徴は、ラテン語でシングルシーターを意味するその車名よろしく、特異的なシングルシートレイアウトだろう。まるで1950年代のルマンカーのように助手席側のキャビンがオミットされ、ボディ外板と連続的にカバー。近年のモデルでは、フェラーリ・デイトナSP1に近しいフォルムだ。

 ベースとなったNB型ロードスターの元来もつコークボトルシェイプも手伝って、まるで昨今流行りのAI生成かと思わせるようなヌルリとした奇抜なフォルムとなっている。なお、こちらもボルトオンターボが装着されるなど、内部にもしっかりと手が入っていたようだ。


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