ガチの悪路走破性にセレブも乗りたい高級感をプラス! ランクルが高級SUVの称号を手に入れた「100系」とは (2/2ページ)

高級志向になっても伝統は受け継がれる

 さらに、ランドクルーザー100系のプレミアムイメージを強めたのが、1998年12月に追加された、最上級グレード「シグナス」だ。海外ではレクサスLXとして展開されていた4つ目の専用マスクを与えられたランドクルーザー“シグナス”が登場したことで、ランドクルーザーは紛れもないプレミアムSUVの主力メンバーとなった。

 そのまま正常進化したのが2007年9月に誕生したランドクルーザー200系である。当初は、最高出力288馬力の「2UZ-FE」エンジンを積んでいたが、モデル中期のマイナーチェンジでは318馬力の「1UR-FE」へチェンジ。200系によって「ランドクルーザー=V8エンジン」というプレミアムブランドのイメージが培われた。

 現在のランドクルーザー300系は、ガソリン、ディーゼルともダウンサイジングターボ志向のエンジンとなっているが、それでもV型6気筒エンジンであり、4気筒エンジンのランドクルーザー250系とは格の違うパワートレインとなっている。

 ランドクルーザーのフラッグシップを振り返ると、1967年に生まれた「50系」や1980年に発売された「60系」においても6気筒エンジンというのは、特徴であり、差別化ポイントであった。まさに、そうした伝統は300系にも受け継がれている。

 マルチシリンダーこそランドクルーザーのフラッグシップというポジショニングは、トヨタがエンジン車を守る限り続くことだろう。ランドクルーザーに電動化トレンドをどのように組み入れるかにも興味を引かれるが、なんといってもランドクルーザー100系が生み出したプレミアム性を高める方向での進化を期待したい。


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山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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