「ウロコ」「ナマズ」「金華山」! クルマオタクでも知らないトラックカスタムの謎用語

この記事をまとめると

■トラックのカスタムにはクルマ好きでも知らない馴染みの薄いアイテムや名称のものがある

■ステンレスのウロコ柄は鏡面仕上げよりもトラックのカスタムでは好まれる

■芳香剤カバーやナマズや金華山などもトラックカスタムならではのものといえる

トラックにはトラックならではのスタイルがある

 トラックのカスタムにはいろいろあるが、名前を聞いただけではどんなものはわからないものも数多くある。そこで今回はトラックでよく使われる素材やパーツについて説明していこう。まずは定番でもあるステンレスのウロコ柄についてから始めよう。

ウロコ柄

 トラックにおけるウロコ柄だが、正式には「ウロコ研磨」と呼ばれ、ステンレスの表面に円形の研磨跡を規則正しく重ねていく加工を施すことで魚の鱗(ウロコ)のように見えることからそう呼ばれている。トラックのカスタムで好まれる理由は、高級感があるうえに、適度な落ち着きがあるからだ。

 完全な鏡面だと、かなり反射して輝くのに対し、ウロコ柄だと光が乱反射するため、独特の鈍い輝きとなる。また、鏡面仕上げは指紋や拭き傷が非常に目立つが、ウロコ柄はもともと研磨跡がついているため、汚れにくいという一面もある。こうしたウロコ柄は荷台部分や燃料タンクなどに採用されることが多い。

 ブーゲンビリアや人型の模様が付いたパーツもあるが、これはエッチング加工したステンレス板に描かれた柄のことをで、荷台の扉に用いられることが多い。

芳香剤カバー

 では次に芳香剤カバーだ。これは缶タイプの芳香剤であるエアースペンサーに装着するものだが、芳香剤に専用カバーという着眼点が素晴らしい。このカバーを好みで選ぶ人も多く、さまざまな種類が存在する。

 たとえば、アルミ削り出しカバーなら金属の重厚感を演出できるし、使い込むほどに味が出るレザーカバーもある。また、金華山柄の生地で製作されたものや個人で自作したもの、手軽なシリコン製など、そのバリエーションの豊富さには驚くばかりだ。

 このエアースペンサーは数を揃えて並べるという使い方ができるため、3連や4連といった複数個を固定できるホルダーも存在する。気になる人はネットショップでエアースペンサーカバーやエアースペンサーケースというキーワードで検索して欲しい。たくさんのアイテムを見ることができる。

ナマズ

 トラックのパーツにナマズというものがある。これは名称のとおり、魚のナマズに似た独特の平たい形状をしており、主にキャビンの屋根やサイドに取り付けられ定番パーツといえる。「ナマズランプ」や「ナマズマーカー」とも呼ばれる。

 その起源はアメリカの長距離トラックのルーフについていたマーカーランプで、それが日本に入ってきて独自の進化を遂げたといわれている。

金華山

 知っている人は知っているが、知らない人にとっては何のこと変わらない代表格がこの金華山というキーワード。金華山は簡単に言えば織物の最高峰とされる、豪華なジャガード織りのことで、もともとは応接セットのソファや、ホテルの高級家具、さらには国会議事堂の椅子などにも使われる非常に格式高い生地のことだ。

 複雑な花柄や唐草模様が美しいのが特徴だが、それと同時に非常に丈夫で、長距離ドライバーのハードな使用にも耐えられる実用性も併せもつ。そのため、トラックカスタムには欠かせないアイテムとなっているのだ。

 このようにトラックにはあまり馴染みのないアイテムや名称のものがあるが、こうした独特の文化があるのも面白い部分といえる。


この記事の画像ギャラリー

新着情報