三菱が年内に投入する「新型クロスカントリーSUV」とは? パジェロだらけのブースで岸浦新社長が語る!!

この記事をまとめると

■2026年4月10日からオートモビルカウンシルが開催

三菱ブースでは新社長の岸浦恵介さんがプレスカンファレンスに登壇

■新型クロスカントリーSUVや愛車について語った

新型モデルは「パジェロ」とはいわなかったものの……

 オートモビルカウンシルの初日に、三菱自動車の岸浦恵介新社長が会見を行うという案内が送られてきた。ちょっとした衝撃である。日本最大の自動車イベントであるジャパンモビリティショーや、はたまた毎年年始1発目となる大きな自動車イベントである東京オートサロンには、各自動車メーカーのトップが自ら語ることも珍しくない。だが、それなりの規模ではあるものの、クルマのヘリテージにスポットを当てた自動車イベントでプレスカンファレンスを行うというのだ。これは何らかのメッセージに違いない。というわけで、開場するやいなや朝イチから三菱ブースに直行し、岸浦社長が語るであろうマイクのド正面に陣取ってその時を待った。

 と、そもそもの三菱ブースであるが、パジェロ一色である。パジェロ Iと呼ばれる第20回東京モーターショーに出展されたコンセプトカーは、初めてパジェロを名乗ったクルマ。そして懐かしの初代パジェロ、テレビ番組「東京フレンドパーク II」の賞品として一気にその名を全国のお茶の間に知らしめた2代目パジェロ。さらには三菱の技術力をまざまざと自動車ファンに見せつけてくれた、ダカールラリー(通称パリダカ)で、総合1-2フィニッシュを飾ったマシンまで展示されている。

 そして気になるのはバックボードである。両サイドに輝いているのはクルマのヘッドライト部。そして三菱のCM、「冒険する人が好きだ」挑戦篇の最後に走っているシルエットが映るSUVのヘッドライトそのものである。と、なればあのCMのシルエットはパジェロということになるのか? かねてより噂されている、「パジェロ復活」がここで宣言されるのか? プレカンの開始前から個人的なボルテージはかなり上がってしまっていた。

 そしていよいよ岸浦社長の登壇である。オートモビルカウンシルのブースコンセプト「ブランド・レガシーから見る過去、未来の三菱自動車らしさ」が語られ、パジェロの礎となった三菱J11デリバリ・ワゴン、そして前述のパジェロ達が紹介されていく。

 岸浦社長にとってパジェロが憧れのクルマであったことも語られた。入社当時は2代目パジェロが大人気だったが、自身はRVRに乗っていたのだとか。先輩のパジェロに乗せてもらったときは、別格であることを実感し、その後も仕事で行った道の悪い海外で乗ったパジェロで、乗り心地のよさに感銘も受けたという。そして「新型クロスカントリーSUV、これは年内に投入する予定です」なんてサラっとコメントして説明は終了! さすがに「パジェロ復活!」の宣言を期待するのは時期尚早だったか……。

 その後、フォトセッションに続いて行われた囲み取材では、やっぱりプレスがわんさか群がる! 囲み取材と呼ぶにふさわしいほど、岸浦社長の後ろにも多数の記者が陣取って、短時間ではあるが質問をぶつけていく。

 いきなり投じられた、あまりにストレートな「パジェロはいつ復活するんですか?」の質問には少々苦笑いしつつ、「新型クロスカントリーSUVということで、年内には出ますので、まあ、まずはそれをちょっとお待ちいただければなと思います」とのコメント。いまはまだ語れないという事情を考慮しつつ、楽しみに待つのがファンの心意気というものだろう。

 その新型モデルについては、本格クロスカントリーSUVは三菱ブランドの中心であり、三菱らしさを磨き上げてブランド力を上げていく、そんな存在であるという。まさにかつてのパジェロが担っていた、そういうポジションを期待して投入するモデルだということだ。

 ちなみに岸浦社長、相当なクルマ好きなようで、前述したRVRは、「RVRスポーツギア」であり、しかもMTで乗っていたとのこと。パジェロが欲しかったけれど、当時は価格が高くてRVRにしたというエピソードも語ってくれた。さらに車歴はランサー(エボではない)、グランディス、そしてEVライフがなんたるかを味わうためにeKクロスEVにも乗り、いまはアウトランダーPHEVだという。前任の加藤社長、そして岸浦社長と、ここ最近の三菱は非常に熱い志をもって突き進んでいる!

 それが伺えるのがラリーアートに対する岸浦社長のコメントだ。いまでもWRCの海外ラウンドで、ラリーアートのTシャツを着ているファンがいることに触れ、ラリーアートブランドを三菱の商品とセットでもう1段広め、きっちり盛り上げていきたいとのこと。

 ここは筆者の妄想も含めてだが、新型クロスカントリーSUV登場のあとは、モータースポーツ参戦で徐々にステップアップし、ダカールラリーでその勇姿が見られる……まで期待していいのではないだろうか? 中東情勢など、グローバルな自動車メーカーにとってはなかなか厳しい外的環境にはあるものの、なんとか頑張ってほしい! ファンは期待してます!!


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石田貴臣 ISHIDA TAKAOMI

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