ボディにのった花粉対策も忘れずに
花粉を車内に入れないためには、ウインドウを開けて走るなどもってのほか……というのは花粉症の人なら誰もが実践しているはずだが、じつは、エアコンの作動にも要注意。花粉が舞っている環境では、エアコンの内気循環モードが必須となる。外気循環モードにしてしまうと、よほどの高性能エアコンフィルターが付いていない限り、花粉が室内に侵入してしまうのだ。内気循環モード+花粉をシャットアウトしてくれるエアコンフィルターの組み合わせが理想である。
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それでも車内に入ってしまった花粉の除去については、掃除機をかける作業がベストだが、出かける前にいちいち掃除機掛けをするのは面倒すぎる。で、便利なのが、静電気を発生させない除電タイプのハンディモップ、ブラシで車内をまんべんなくクリーニングするか、拭いたときに花粉が舞わないように水で絞ったタオルで拭きあげるかだ。花粉が舞う時期にひんぱんにクルマに乗る人は、時間のあるときに車内の花粉除去掃除を欠かさないようにしたい。
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では、ボディに堆積した花粉をどうするか。花粉症の人にとって、そんなもの、近寄りたくもないと思って当然だが、放置するのはヤバイ。花粉が長時間ボディにのっていると、塗装面やコーティング被膜にダメージを与えてしまうからだ。具体的には、花粉に含まれるタンパク質の「ペクチン」が悪さをする。花粉のなかにあるペクチンという物質を包んでいる膜が雨の水分などで破れ、ペクチンが外に流れ出すことでは塗装に強固に付着し、侵食するのだ。そのまま乾くとボディ全体が黄ばんだり、放置しておくと洗っても落ちないシミになったりするから怖い。
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しかし、花粉を落とそうとして乾拭きするのは厳禁。塗装面やコーティング被膜にダメージを与えるだけでなく、花粉を舞い上がらせてしまうからだ。
ボディに花粉が堆積したら、即、洗車である。それも、チョロチョロしたホースの水では役者不足。高圧の水流、またはコイン洗車場の高圧の水、お湯で、ボディにしつこく付着した花粉も吹き飛ばしてやるのだ(ペクチンは約60度から70度のお湯で分解する性質がある。熱すぎる湯は塗装、ボディを痛めるので厳禁。ケルヒャーに代表される家庭用の高圧洗浄機でもいい)。
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手順としては、まず高圧の水流で花粉を落とし、その後、必ずシャンプー洗車を行う。あらかじめボディコーティングを施しておくと、花粉が付きにくくなり、落としやすくなるとともに、花粉被害をブロックしてくれる効果があるから、ボディの美観とともに、花粉被害も低減してくれるというわけだ。また、洗車のプロに任せるのも手だ。
これからの季節、花粉症の人は以上の対策を施してクルマ乗車時の花粉症対策を行い、クルマの花粉被害を防ぎ、春から初夏の絶好のドライブシーズンを花粉に負けずに楽しんでほしい。