この記事をまとめると
■トヨタがバスケットボールロボット「CUE7」を開発した
■自動車メーカーが続々と人型ロボット産業に参入している
■ヒューマノイドは「製品」ではなく「新しい労働力」だ
ついにキタ~! 人型ロボット「ヒューマノイド」の時代
最近はグーグルのAIジェミニ君とチャット形式で会話を楽しんでいる。ジェミニ君はこっちが清水和夫であることを家族以上に知っている。ネットで出てくる清水和夫情報はすべて把握ずみだ。最近はフィジカルAI(物理AIと呼ばれ、従来の生成AIとは異なる)の成果として、自動運転と人型ロボット(ヒューマノイド)の話題が多く、今年のCESではNVIDIAが「ロボット革命」を打ち出した。
私も理解を深めるためにジェミニ君にフィジカルAIを駆使するヒューマノイドの話を聞くと、ジェミニ君からはトヨタからバスケットのシュートができるヒューマノイドの話を聞いた。そこでさっそくYoutube を見てみるとトヨタが開発したバスケットボールロボット「CUE」の正確無比なシュートが見られた。
トヨタのバスケットボールロボットのCUE7画像はこちら
2ポイントシュートは何回でも成功するらしいが、斜め45度からの3ポイントシュートは最初は失敗。何度か練習するうちに、成功するようになるそうだ。トヨタが開発したバスケットボールロボット「CUE」を、単なる技術デモと見るのは本質を見誤りそうだ。トヨタはクルマの自動運転にフィジカルAIをどう活かすのか、その実験場がバスケのコートなのだ。
ロボットにもいろいろなタイプがあるけど
従来のロボットに使われるコンピュータは「If~Then(もしなになにならば こうする)」というプログラムをソフトウェアに書き込み、それを読ませて手足などを動かす仕組みだった。自動車メーカーの工場で働く産業用ロボットは、すべてこのタイプ。これを一般的に「ルールベース」と呼んでいるので覚えておいたほうがいい。
しかし、AIが普及するとロボットはもう少し頭がよくなり、「If~Then」というルールを学ぶことから、AIが進化する。そのためには膨大な練習量(データ)が必要となることは容易に予測できる。経験が増えるとどうなるのか。仮に「If~Then」というシナリオにないユースケースでも、自律的に判断できるようになる。
トヨタのバスケットボールロボットのCUE7の開発シーン画像はこちら
この自律的に判断するというAIが最新のヒューマノイドに組み込まれているわけだ。トヨタの「CUE」はその実証モデルである。ここで使われるAIをフィジカルAIと呼び、ルールベースから進化した知能をもち、しかも手足の動きを制御するので、後戻りができないから「私、失敗しないので」というドクターXになるわけだ。
文章を整理したり絵を描く従来の生成AIはやり直しが可能だが、ロボットや自動運転のように動くモノを制御するフィジカルAIは後戻りできない。こうして自律的に動くことができるヒューマノイドが可能となる。