ジムカーナで活躍したいなら「シャブ」が近道! 全日本ジムカーナで大学自動車部出身ドライバーに「シャブ出身者が活躍できる秘訣」を聞いてみた (2/2ページ)

自動車部での経験がいまでも生きている

 一方、石澤選手と同様に、スズキ・スイフトでBC1クラスに挑む玉木 航選手も大学自動車部出身で、2025年の第4戦・仙台ラウンドで3位入賞を果たした実績をもつ。東海大学自動車部出身の玉木選手は、「もともとはダートトライアルをやっていたんですけど、部員数が減ったこともあり、途中からジムカーナとフィギュアに絞って活動していました。4年生のときは主将として大学日本一を目指して活動していましたが、目標に向かってどうやってロードマップを組み立てていくかを学ぶことができました。高校生のときは剣道部だったんですけど、自動車部の活動はそれと似ていて勝負に対する考え方なんかも身につきました」と分析する。

 ちなみに玉木選手は前述の石澤選手とは大学時代からの知り合いで、「2年生のときに行われた関東の学生新人ジムカーナからずっと同じ大会に出ていました。そのときに僕が優勝することができたんですけど、剣道部時代を含めて初めて優勝することができたので、表彰台のうえで見た景色が忘れられませんでした。それに、石澤選手から誘われたこともあって、全日本のBC1クラスに参戦しています」と語る。

 そのほか、PN1クラスにトヨタ・ヤリスで参戦する岡 直輝選手も大学自動車部出身の若手ドライバーで、2025年の第7戦・久万高原ラウンドでは2位に入賞したほか、2026年の開幕戦・筑波ラウンドでも3位で表彰台を獲得。さらに、今大会の仙台ラウンドでも4位入賞を果たすなど上位入賞の実績をもつ。

 静岡大学の自動車部でジムカーナ競技を行っていた岡選手も部活動を通してドライビングおよびメンテナンスの基礎技術を身につけたようで、「とにかく時間もあったし、お金をかけずに活動をしていましたからね。それに自動車部で同じレベルの人と競い合いながら練習できたので、ドライビングのスキルアップにもなりました」と岡選手は語る。

 さらに、人脈作りにおいても自動車部の活動がプラスに働いたようで、「自動車部に入ってジムカーナをやっていたおかげで、いろんな人と出会うことができました。好きなことに打ち込める環境だったので、自動車部で活動していてよかったですね」とのことだ。

 このように、大学自動車部出身の若手ドライバーは青春時代にモータースポーツと向き合ったことでドライビング&メンテナンスの基礎を学び、さらにコミュニケーション能力を構築。その財産が卒業後の全日本選手権や仕事でも活かされているのである。


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廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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