クルマ壊れたぞ……どうすりゃいい? 高速道路上でクルマが止まったときの正解とは

この記事をまとめると

■高速道路での故障や停止は二次事故の危険性を秘めている

■まずは安全地帯へ移動し後続車へ異常を知らせる

■車外へ避難したあとは「#9910」へ通報するのが重要だ

事故を誘引しないために真っ先にすべきこと

 高速道路では、原則として停車、駐車をしてはならないことになっている(道路交通法75条の8)。ただし、「故障その他やむを得ない理由で、停・駐車するため十分な幅員のある路肩や路側帯に停・駐車するとき」などは、一応例外だ。

 とはいえ、高速道路上で駐停車するのは非常に危険なので、故障などやむを得ない場合でも、二次事故を防止するための対策は欠かせない。

 では、もしクルマにトラブルが発生し、走行し続けることが困難になったとしたらどうすればいいのか。

1)ハザードランプを点灯させ可能な限り広い場所まで自走する。もしくはできるだけ路肩に寄せて停車する。

 パンクやその他のトラブルで巡航速度が保てなくなったとしても、徐行すれば動き続けられるのなら、ハザードランプを点滅させて、SAかPA、もしくは左側路肩に約500〜750m間隔で設置されている非常駐車帯まで自走してクルマを止める。

 それすら難しければ、できるだけ路肩に寄せて停車させるのが真っ先にやるべきことだ。

2)できるだけクルマが通らない側から降車する

 クルマを止めたら、サイドブレーキをしっかりかけて、後続車が来ない安全なタイミングを見計らって、クルマが通らない側から車外に出る。

 あわててクルマから降りるのは危険なので、一度深呼吸したあと、貴重品やスマホなどをもって降車するようにしよう。

3)発炎筒や停止表示板で周囲に知らせる

 ハザードランプをつけたまま、乗っていたクルマの後方、できれば50m以上後ろに発煙筒、停止表示器材を置いて、そこに停止しているクルマことがあることをアピールする(停止表示器材を置くことは、法令義務)。

4)ガードレール外など安全な場所にすみやかに避難

 発煙筒や停止表示板を置いたら速やかにガードレールの外に出ること。同乗者がいる場合は、先にガードレールの外に出ていてもらう。高速道路では、事故や故障時にクルマの前後や路肩にいて、後続車にはねられるといった死亡事故が多発しているので要注意。

 後続車が故障した停車車両に追突してくる可能性もあるので、止まったクルマのすぐ脇ではなく、故障車よりも数10m後方の、離れたところに避難するのが大事。

5)道路緊急ダイヤル #9910で、事故状況、故障の状況を通報する

 ガードレールの外に避難をしたら、スマホで道路緊急ダイヤル「#9910」に電話し、状況を知らせるとともに指示を待つ。スマホが使えない場合は、1kmごと(トンネル内は200mごと)に設置されている非常電話で通報。

 事故の場合は110番、けが人がいる場合は119番にも連絡。できれば、路肩にあるキロポストの数字を伝えられるとベターだ。JAFへの救援依頼も非常電話から可能だ。

 余裕があれば、保険会社にも一報を入れておきたいところだが、くれぐれも車線や路肩を歩きまわらないこと。焦る気もちを抑えて、安全第一で行動することが肝心だ。


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藤田竜太 FUJITA RYUTA

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