重量級EV特有の難しさにも直面
「レースでは周回を重ねてタイヤを温めてからタイムアタックを行うんですけど、ジムカーナではアウトラップから全開でアタックしないといけないし、当日の朝にコースレイアウトが発表されるので、攻略が本当に難しい。それでも筑波の練習会ではタイムがよかったし、初戦の新潟でもミスコースをしたので記録には残らなかったけれど、中間計測まではトップで走れていたので、コースレイアウトによっては戦えるんじゃないかと思いました」と手応えを語る杏奈選手。
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その一方で、「コースを覚えることが苦手なんですけど、今回のタマダは金曜日から毎日レイアウトが変わるのでパイロン区間は苦労しています。それにテスラはゼロ発進の加速はすごいんですけど、車両重量が重いのでコーナリングが遅い。テスラの加速を活かせないレイアウトになると厳しいですね」とも語る。
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事実、デビュー戦となった第2戦の新潟では6位でフィニッシュした父の俊之選手に続いて杏奈選手は7位完走を果たしたが、2戦目となった第4戦のタマダでは苦戦の展開。父の俊之選手が9位に沈んだほか、杏奈選手も11位に留まるなど悔しいリザルトになったのである。
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「スタート位置を含めてコースレイアウトが変わったほか、慣熟歩行の時間も40分しかなかったので第1ヒートに対する不安がありました。新潟では第1ヒートでミスコースをしたんですけど、そうすると第2ヒートでアジャストできないので、今回はとにかく第1ヒートはミスコースをしないことだけを意識して走りました。第2ヒートは抑えどころを改善できたので体感としてはよかったんですけど、タイヤ的に厳しかったのか、タイムには反映されなかったので残念でした。それでもミスコースをすることなく走り切れたし、自分のもっているものを出し切れば結果を残せるんじゃないかという手応えはありました。今年の後半にはタイムを伸ばせるように頑張っていきたいと思います」と杏奈選手。
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父の俊之選手も「彼女のスキルは素晴らしいと思います。同じコースを10回走るのなら、確実に僕よりも彼女のほうがタイムは速いと思うので、これを2回のアタックで出せるようになれば、僕よりも上のリザルトに入ると思います」とのことで、杏奈選手のパフォーマンスと今後の課題について解説した。
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こうしてジムカーナへのチャレンジを開始した猪爪親子は、第5戦の砂川ラウンドに参戦するほか、第7戦の鈴鹿ラウンドにも参戦する予定となっているだけに、今後もジムカーナとレースの二足の草鞋を履く杏奈選手、そして、それをサポートする俊之選手の動向に注目したい。