トルク向上と軽量化で走りの次元は大幅アップ
搭載されるエンジンは、おなじみの1.6リッター直列3気筒ターボ「G16E-GTS」。最高出力は224kW(304馬力)とGRカローラと同様だが、最大トルクは400Nmから415Nmへとアップしている。これは、スーパー耐久の水素エンジンGRカローラで得られた知見を投入したことで実現されたものであり、とくにコーナー立ち上がりで重要となる3600〜4800rpmの中速域を重点的に強化したという。さらに、サブラジエターやインタークーラースプレーも追加。連続全開走行を前提に冷却性能も強化している。
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組み合わされるトランスミッションは、クロスレシオ化された6速MTのみ。まさに走りに特化した仕様だ。
そして、GRMNカローラ最大の特徴ともいえるのが、後席の撤去だ。リヤシートを完全に取り払って専用剛性ブレースを装着することで乗車定員は5名から2名へと変更されたが、その結果として車重は1450kgとなった。これは、じつにGRカローラRZよりも約30kg軽い数値となる。最高出力こそベース車と同じ304馬力だが、トルクアップと軽量化の組み合わせが、GRMNカローラの走りの次元を引き上げている。
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コクピットには専用フルバケットシートを採用。植毛加工されたインパネやMORIZOのサイン入りカーボンオーナメントなども装着され、特別感も演出されている。
さらに今回、注目すべき情報も発信された。GR-DAT(8速AT)を搭載した5シーターの「GRカローラ MORIZO RR」も開発中であることが明かされたのだ。GRMNが究極の走りを追求した2シーターなら、MORIZO RRは実用性を残しながら高性能を味わえるモデルになりそうだ。
GRMNカローラは日本・北米・豪州を中心に台数限定で販売予定。日本では2026年秋頃からスマートフォンアプリ「GR app」を通じた商談申し込み受け付けを開始し、2027年内の発売を予定している。6月2日から6月28日までは、富士モータースポーツフォレスト ウェルカムセンターで実車展示も行われるそうだ。
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「お客さまを虜にするカローラを取り戻したい」というモリゾウ(豊田章男会長)の熱い想いを具現化したモデルといえるGRMNカローラ。GRMNの称号を与えられたカローラの争奪戦が激しいものとなることは間違いなさそうだ。