最強のランボルギーニの証「SV」! ミウラからアヴェンタドールまで続く歴史は「レヴエルト」に受け継がれるか? (2/2ページ)

最新モデルのレヴエルトへの設定が待たれる

 ランボルギーニのV型12気筒モデルが「ムルシエラゴ」の時代を迎えても、SVはその高性能モデルとして重要な役割を果たしていくようになる。2009年のジュネーブショーで発表された「ムルシエラゴLP670 SV」は、ミッドの6.2リッターエンジンの最高出力を、当時のスタンダードモデルである「LP640」から30馬力増の670馬力に強化。同時に同様の比較で100kgも軽量な1565kgのウエイトを実現したモデルだった。これにはパワーユニットでの軽量化も大きく貢献している。

 ブレーキにはカーボンセラミックディスクを標準装備。最高速で342km/h、0-100km/h加速では3.2秒を誇ったこのSVは、350台が限定販売された。また、レース用モデルとしては、ライターエンジニアリングが「LP670 R SV」、「R SV LM GT1」などのモデルを製作。後者はそのロードバージョンも存在している。

 このムルシエラゴに続く「アヴェンタドール」でSVが追加設定されたのは2015年のことだった。正確には「LP750-4 SV」と呼ばれたそれは、600台の限定車として企画されたもの。V型12気筒エンジンは車名のとおり750馬力までパワーアップされ、車重も50kgの軽量化を実現。

 また、エアロダイナミクスをさらに向上させるために、フロントスプリッターやリヤディフューザー、リヤウイングなどのデザインも見直された。

 シャシーもこのSVのための専用セッティング。同年夏にはディアブロ以来となるオープン仕様のSV、「アヴェンタドールSVロードスター」も発表され、こちらは500台が限定生産されている。

 アヴェンタドールは2016年にビッグマイナーチェンジを受け、「S」モデルへと進化を遂げるが、このいわゆる後期型のアヴェンタドールには、2018年に「アヴェンタドール LP770-4 SVJ」が900台の限定車として、またそれに加えて「同SVJ63」が63台の限定車として登場している。ミッドのV型12気筒エンジンの最高出力はさらに770馬力まで高められ、1525kgのウエイトで350km/hの最高速と2.8秒の0-100km/h加速を実現した。

 翌2019年のジュネーブショーでは、そのオープン仕様となる「LP770-4 SVJ ロードスター」が初公開され、こちらは800台が限定生産することが発表された。

 現在の12気筒モデル、PHEVスーパースポーツの「レヴエルト」にはまだSVは誕生していないが、それが姿を現すのはもはや時間の問題といってもよいだろう。デビューから3年を経て、世界のランボルギーニファン、そしてスーパースポーツファンが、より高性能化したレヴエルトを待ち望んでいることは間違いのないところ。はたしてその声に対してランボルギーニはどのような回答を用意しているというのだろうか。期待は大きく高まる。


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山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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