脳内短い車名選手権を開催したら……優勝はとある日本車! 超えるクルマはおそらくないはず!! (2/2ページ)

我らが日本の軽自動車が世界一短い可能性

 ……と、勝手に盛り上がっているところで、「Z(ゼット)」にも「PAO(パオ)」にも勝てる、最強の1台を思い出してしまった。世界初となるリチウム電池搭載の量産電気自動車、「i-MiEV」の元となった軽自動車、三菱の「i(アイ)」だ。文字にすると1文字で、読み方が2文字……決まった。これだ!

 もうこのクルマに勝てるクルマはきっと日本にないだろう。筆者の記憶と知識では、車名が仮に1文字だとしても、読み仮名は絶対2文字以上になると考えている。A~Zをそのまま発音しても、1文字で終わるクルマは無いからだ。「Honda eがあるじゃないか!」となる人もいるかもしれないが、あれは「ホンダ」の「Honda e」なので普通に長いのだ。

 ただこれはあくまで市販車の話なので、もしかすると過去に日本メーカーのコンセプトモデルで「A(あ)」とか「え(E)」とかあったのかもしれない。もし「表記も読みも1文字のクルマを知っている!」という知識自慢がいればぜひ教えて欲しい。

 では、海外ではどうか。筆者がパッと思いつくのは、3文字あたりだとフィアットの500やポルシェの911を筆頭とした数字シリーズ。BMWも数字3文字が多い。しかし、フィアット500は「チンクエチェント」と論外だし、911も日本では「キューイチイチ」、BMWも3シリーズなら321iで「サンニーマルアイ」とかになる。現地の読み方をすればもっと長いだろう。

 しかし、フォードにあったコンパクトカー、「Ka」はどうか。こいつの読みは「カー」なので、2文字に2文字の構成でかなり短いぞ。ここで個人的にはかなりボルテージが上がったのだが、しかし残念。日本には車名1文字読み仮名2文字の「i(アイ)」という最強の1台があるではないか。残念。

 ただ、筆者は海外経験もろくにないので、海外にはまだまだいろいろありそうだ。とくに漢字大国である中国なんかどうだろう。

 調べると中国、やはり1文字の車名はあるようで、BYDから「元」とか「宋」などがある様子。ただ、「元」は「ゲン」ではなく「ユエン」と読むそう。「ふ、やはり『iが最強か……』」と思っていたが、ここに来て「i」がピンチに陥る。そう。BYDで展開されているモデルにはほかに「漢」とか「宋」とかあるようで、これらは「漢」が「ハン」、「宋」は「ソン」と読むとのこと。これはヤバい! 「i」がピンチ!

 ただ、これらのモデル、名前だけでは展開されておらず、「漢 L」とか、「宋 PRO」というサブネームがついて、ひとつの車名になっているそう。「i」にもグレードはもちろんあるが、「i S」といった形では通常書かないので(中古車業界は除く)、三菱「i」の地位はなんとか守られた……はずだ。

 1文字といえば、韓国にも「李(リ)」とか「金(キム)」といった1文字の苗字がお馴染みだが、韓国車においてはこれらの名前は確認できなかった。ただ、日本ではIONIQ5 Nなどでお馴染みの「N」シリーズがそのまま「エヌ」と呼ばれているが、こちらはサブネームであって車名ではないので除外。

 数時間あれこれ考え、昼食も挟み頭をリフレッシュして、あーでもないこうでもないと、調べてみたが、やはり三菱の「i」を上まわる最短車名は出てきそうにない。自動車史に残る偉大な1台、T型フォードとかも思いついたが、あれは海外では「Model T」となるし、日本で「T型」としたとて全然短くない。

 どうやら第1回、世界一短い車名バトル初代王者は、我らが日本が誇る軽自動車、三菱の「i」になりそうだ。果たして筆者が生きている間に、この記録が更新される日は来るのだろうか? それとも、もっと短い車名がじつはあるのだろうか? 調べ始めたら眠れなくなりそうだ。


この記事の画像ギャラリー

WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

編集者

愛車
ホンダ・シビックタイプR(EK9)/スズキ・ジムニー(JA11)
趣味
写真/ドライブ/サーキット走行/クルマ弄り/スノーボード/ダーツ/自転車/その他多数
好きな有名人
大泉 洋/織田裕二/篠原みなみ

新着情報