カタログを見て思った単色とは異なるカッコよさ
2トーンというと、まず個人的には国産車ならダットサンスポーツ(1959年)、マツダR360クーペ(1960年)やランドクルーザー50系(1967年)といった個性派や、同年代のセダン(縦目のセドリック、いすゞベレルほか)の姿が思い浮かぶ。いずれも古き良き……といえる、いま思えばどこか人肌の温か味を感
じさせる往年のクルマたちだ。
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また1960年代終わり〜70年代にかけて、いっとき流行ったレザートップも一種の2トーンだ。
さまざまな車種にレザートップは設定され、その多くは黒レザーが基本だが、なかには白レザーなども。色の塗り分けの2トーンと同様、同じボディスタイルでも単色とは趣が変わり、カタログの写真で見較べながら「うーむ、どちらがカッコいいだろう?」などと思いを巡らせたもの。
まだ小学生だった筆者は、初代クラウン・ハードトップ、初代コロナ・マークIIのミニチュアカーのルーフを無謀にも黒い油性マジックで自分で塗って(具合よく艶消しの質感が表現できた)、レザートップのカッコよさを掌の上で愛でたものだ。
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そして1970年代の終わり〜80年代にかけて、国産車の2トーン車がにわかに増え始める。グラフィック的にユニークだったことで思い出すのがS130にTバールーフが登場した際に専用設定されたシルバー/ブラックの2トーン。もともとは北米仕様を国内でも展開したもので、想像されたようにカマロなどのスタイルに倣ったものだった。
また、スポーティ&GT系モデルでは、2代目セリカXXの赤/黒2トーンや初代MR2、スタリオン、バラードスポーツCR-Xなども2トーンをイメージカラーに打ち出していた。4気筒FJ20型エンジンを搭載したスカイラインRS(2ドアと4ドアがあった)、同じエンジンの搭載車だったシルビア/ガゼールRSも専用の2トーンとし、同車の炸裂するスパルタンな動力性能をボディカラーでもアピールした。
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一方で、セダン系では、この時代のデザインが直線基調だったこともあり、2トーンのわかりやすい配色で単色とはひと味違った特別感、高級感を表現。クラウンや1G型エンジンを搭載して登場した初代クレスタなどがそう。ハイオーナーカーのローレルと同じ配色で本家に似せたローレル・スピリットなども懐かしい。
※本記事は雑誌CARトップの記事を再構成して掲載しております