2トーンカラーで映え感倍増! 「追加料金」を支払ってでも単色を避けるべきクルマとは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ツートーンが新車で選べるクルマをピックアップ

■選べるならツートーンを選んだ方が遊び心があり楽しいカーライフになりやすい

■多くの場合は追加料金が必要な場合が多いので注意したい

今、昔流行ったツートーンがアツい!

 昭和の時代に自動車生活を謳歌した現在のシニア(!?)ドライバーにとって、当時、思い出深いクルマの姿といったら2トーンカラーだったのではないだろうか。とにかくカッコ良く、同車種でも圧倒的にスタイリッシュで憧れたものだった。

 そのクルマと言えば、筆者も所有していたS130型日産フェアレディZのマンハッタンカラーと呼ばれたシルバーとブラックの2トーンカラー、トヨタ・カローラレビン、スプリンタートレノの最上級グレードに設定されたボディ下半分が黒く塗られた2トーンカラー、昭和のハイソカーの代名詞、トヨタ・ソアラのラグジュアリー感満点のホリゾンタルトーニングと呼ばれる2トーンカラーなどがあった。

 そんな2トーンカラーブームが今、再燃している。つい最近では実用ベーシック軽自動車の鏡と言えるスズキ・アルトに設定。なんと、全ボディカラー8色すべてにホワイトルーフの2トーンカラーが用意され、ベーシック軽らしからぬ新鮮なスタイリッシュさを湛えているではないか。メインカラーのダスクブルーメタリックホワイト2トーンカラールーフの見映えの良さがそれを象徴している。

 が、ここではあえて、ただ現代の2トーンカラーを採用するクルマを紹介するのではなく、筆者の独断で、どう考えても2トーンカラーで選ぶべきクルマたちを選んでみた。言い方を変えれば、モノトーンボディを選んでしまうと商品力、存在感、デザイン性などで、いきなり地味、というか、フツーになりすぎてしまうクルマである。

 その筆頭が、ダイハツ・ムーブキャンバスだろう。フォルクスワーゲンのバスをモチーフにした、両側スライドドアを備えた軽ハイトワゴンだが、たとえばストライプスと呼ばれるルーフ、ボンネット、ショルダーライン、ボディ下部をホワイトに塗り分けた、パールホワイトIII×ファインミントメタリックのボディと、モノトーンのファインミントメタリックのボディを見比べるとわかるように、ノスタルジックなVWバス感が圧倒的なのは、メーカーオプションとなるストライプスのほうではないか。

 モノトーンだといきなり地味に、フツーの軽バンのように見えてしまいがちなのである。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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