この記事をまとめると
■かつて国産1.3リッタークラスにはホットモデルが多数存在した
■各メーカーが高出力エンジンで個性を競った
■軽量ボディを武器にレースで活躍を見せるモデルも多かった
排気量は小さくても走りはスゴかった
往年のコンパクトホットモデルというと、トヨタの4A-G、ホンダのB16A、日産のSR16、三菱の4G92などの1.6リッター、テンロクエンジンを搭載している車両を思い浮かべるが、じつはそれよりも排気量の小さな1.3リッタークラスにも名車が多く存在していた。
トヨタ・スターレット
現在のヤリス、その前のヴィッツのご先祖様として知られるスターレットは、1.3リッタークラスのホットモデルとしては有名な部類で、3代目の途中でターボモデルが追加されると“かっとびスターレット”や“韋駄天スターレット”という愛称で親しまれた。
その後は4代目、5代目にもターボモデルは設定され、最終型では1.3リッターながら135馬力を発生するじゃじゃ馬として知られているが、4代目のNAモデルはNAながら100馬力を発生し、ワンメイクレースなども行われる存在となっていた。
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日産マーチ
残念ながら現在はラインアップから姿を消してしまっているが、日産のボトムラインを担っていたマーチは、モータースポーツのエントリーモデルとしての役割も備えていたのだ。
初代モデルには1リッターのターボのほか、ターボ&スーパーチャージャーで武装したモータースポーツベースのマーチR、そしてそのロードカー版のマーチスーパーターボなど、小排気量のホットモデルが存在しており、2代目モデルでは過給機モデルこそ存在しなかったが、NISMOが手がけたN2仕様なども存在し、モータースポーツの入門車として愛されていた。
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そして3代目ではオーテックジャパン(当時)が手がけた12SRや15SR-A、4代目ではNISMOなどがラインアップされ、手ごろな価格で手に入れることができるホットモデルとして人気を博していた。
ホンダ・シティ
トールボーイとして知られ、モデル途中で追加された「ターボII」はブルドッグの愛称で、先日発表されたスーパーワンのモチーフとなったことでもふたたび注目を集めたシティ。もちろん初代もワンメイクレースが開催されるなどホットなモデルとして有名だが、いぶし銀なのが2代目モデルだ。
とくに1988年10月に実施されたマイナーチェンジ以降の後期モデルにはPGM-FI仕様が追加され、1.3リッター NAながら100馬力を達成。それに700kg台中盤の軽量ボディと、初代とうって変わってワイド&ローなフォルムも相まって、とくにジムカーナでは無類の強さを誇った。
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スズキ・カルタス
スイフトの祖先として知られるカルタスは、代を重ねるごとに実用的なコンパクトカーというキャラクターを強めていったが、1983年に登場した初代モデルには複数のホットモデルが設定されていた。
まず1984年5月には1リッターながら80馬力を発生するターボを追加し、エクステリアもエアロパーツで武装してCd値は0.37と当時としてはかなり良好な数値を実現。そして、1986年6月にはクラス初の1.3リッター DOHCエンジンを搭載する「GT-i」を追加。
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このGT-iは当初97馬力で登場し、後期型では110馬力まで出力を向上。そして1988年に登場した2代目では115馬力までパワーアップし、モータースポーツでも活躍を見せた。