究極のおもてなしシート? 中国で人気のマッサージ機能
シートにマッサージというのは、クルマがひとつの財産であるアジア人好みの装備なのかもしれない。実際、中国ではこのマッサージ機能が大人気で、付いていないと売れないというほど。最近では運転席にもマッサージ機能のあるクルマが増えてきている。
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以前、ドイツメーカーで聞いたら「安全面からもそんなのあり得ない。クルマでなんでマッサージされなきゃいかんのだ」という答えが返ってきたが、フォルクスワーゲンをはじめとするメーカーでも運転席への採用が進んでいる。シートのマッサージ機能に対する需要は、国や地域を問わず広がっているようだ。
いまでも進化を続け、おもてなし上手のトヨタでは「リフレッシュシート」としてシリーズ化して、アルヴェル、クラウン、センチュリーなどに採用。肝心の効果はというと、最近はよくなってきたが、基本的にはそこそこな感じなので過剰な期待は禁物だ。
マッサージ機能は自動車創成期の人が聞いたらひっくり返るような装備だが、以前にはなかった快適シート装備はまだある。たとえばオットマン。シートの足もと部分が上がってきて足を伸ばすことができるというもので、本来はリビングのソファーに付いているものだ。
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「おもてなし」という日本人が大好きな言葉を普及させるきっかけとなった2003年登場の日産ティアナに採用されて注目を浴び、購入に決定権のある奥さんを座らせるとイチコロと言われたほど。それが現在は軽のスペーシアに採用されるとは当時は夢にも思わなかっただろう。
エクストレイルのタフさの象徴だった防汚シートも、いまやデリカミニなどの軽にも付く時代で、高級車で採用された技術が軽自動車にも広がるという普遍化は、シートでも起きていると言っていい。
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最後に、今後シートにプラスされる機能として注目され、各メーカーで研究が進んでいるのが健康診断だ。前回、前々回のモビリティショーでも積極的な展示がなされていた。
シートは身体全体につねに接触しているという特性を活かして、センサーによって心拍数や疲労度などをリアルタイムで計測。その結果を警告したり、ときには医師による診察を促したりするという、いままでにない機能となっている。まだ開発段階だが、快適性や豪華さではない、新しいシートの機能として今後どうなるか興味あるところだ。
※本記事は雑誌CARトップの記事を再構成して掲載しております