九州から北海道を目指すドライバーも
このように全日本ドライバーの多くが過酷なロングドライブを行っているが、その一方で、西日本エリアに拠点を置くドライバーは、最寄りのターミナルから長距離フェリーを活用している。
たとえば38号車「WmOrcMtDLロードスター」でPN2クラスに参戦した中田 匠選手は広島県に拠点を置くドライバーで「広島から舞鶴まで自走しました。距離にして400kmくらい、時間にして5時間くらいで到着できるし、小樽に着いてからも砂川まで2時間ぐらいで到着できますからね。舞鶴から小樽までのフェリーは18時間くらいかかりますし、フェリー代も往復で6万円弱くらいかかりますが、フェリーのなかでのんびりできるので体力的にはラクです」とのこと。
38号車「WmOrcMtDLロードスター」中田 匠選手画像はこちら
さらに2号車「ADVAN徳工短ボミープリウス」でPE1クラスに参戦する鎌田 孝選手も拠点となる徳島県からフェリーを活用したようで、「徳島から神戸を経由して舞鶴まで自走しました。距離にして240km、時間にして3時間くらいのドライブです。舞鶴から苫小牧までフェリーで20時間ぐらいかかるし、フェリー代も往復で9万円ぐらいかかるんですけど、それが一番ラクなルートだと思います」と語る。
2号車「ADVAN徳工短ボミープリウス」鎌田 孝選手画像はこちら
そのほか、22号車「WM・DL・ATS・西川・RF」でPNATクラスに挑む黒水泰峻選手も拠点となる福岡県から長距離フェリーを活用したドライバーで、「福岡から北海道へ直行するフェリーがないので、新門司から名古屋へフェリーでクルマを運んで、名古屋から苫小牧へクルマを輸送。僕自身は福岡空港から新千歳空港まで飛行機で移動しました」と語る。
22号車「WM・DL・ATS・西川・RF」黒水泰峻選手画像はこちら
気になるコストに関しては「クルマをフェリーで運ぶ金額が往復で12万円くらい、飛行機はLCCで2万円くらいなので、だいたい15万円くらいかかりました」とのことだ。
こうしてコストがかかるものの、体力的にはラクなルートを採用したことで、黒水選手がPNATクラス、中田選手がPN2クラスで勝利を獲得。
さらにコストをかけてもなお、北海道ラウンドには魅力があるようで、「九州からすれば食文化も違うし、コースも特殊で面白い。魅力のある1戦ですね」と黒水選手が語れば、中田選手も「砂川は唯一無二のコースで好きですし、一般道も本州とは違う雰囲気や特有の景色があっていいですよね。それに食べ物も美味しいので楽しみな大会のひとつです。お金がかかるけれど、それに勝る魅力があります」と語る。
38号車「WmOrcMtDLロードスター」中田 匠選手画像はこちら
以上、簡単に全日本ドライバーの移動ルートを紹介したが、北海道でのドライブは本州にはない魅力があるだけに、読者諸兄もコストと時間に応じたプランで、マイカードライブを楽しんでみてはいかがだろうか?