本物GTマシンが降臨しレーシングドライバーのぶっちゃけトークも炸裂! 「SUPER GT EXPERIENCE サーキットに行こう!! in スーパーオートバックス・仙台泉加茂」が大盛り上がりすぎた (2/3ページ)

ぶっちゃけトークに会場は大盛り上がり

 翌12日のステージには、Astemo REAL RACINGの17号車を託される塚越広大選手が登場。あいにくの雨模様となったなか、会場に駆けつけたファンへ感謝を伝えつつトークショーが幕を開けた。

 まず話題になったのは、こちらも今季導入されたばかりの新型マシン、プレリュードGTについて。塚越選手は、2年という短い活躍期間で終えたシビックに寂しさを感じつつも、新型はひとつ前の世代であるNSXに近いフォルムと特性をもつ印象だと分析。直線番長的な印象があったシビックに対し、プレリュードはより鋭いコーナリングを得意とする方向性なのでは? と持論を語ってくれた。

 今季からGT500クラスにステップアップした野村優斗選手との新コンビについて聞かれると、テスト走行の段階からすでに順応しており、スーパーフォーミュラでの経験も大きな支えになっていると評価。ファンとしては気になるのが、セッティングの好みが2名のドライバーで対立した際などの解決方法。これについては、基本的には速いほうの意見が優先されるとしつつ、実際にはドライバー同士というよりも監督やエンジニアが最終的な落としどころを決めることが多いのだという。

 チームが2026年で創設20周年を迎えるなか、2009年のフル参戦以来ずっと同じチームに在籍し続けていることについても話が及んだ。かつては海外志向が強かった時期もあったというが、金石代表の信念に共感を深めるなかで、このチームで結果を残したいという思いが年々強くなっていったと振り返った。

 観客席からの応援について聞かれると、レース前の声援やコース上で振られる大旗が実際に力になっていると明言。イベントやガレージセールなど、レース以外の場に足を運んでくれるファンの存在にも大きな励みを感じていると語り、ファンを沸かせた。

 シリーズ後半戦への意気込みでは、まずは新型マシンでの初勝利を目指すとし、8月の富士、そして酷暑が予想される鈴鹿でマシンの特性を早期に掴みたいと語った。サクセスウェイトについては、今季からルールが変更されたサクセス給油リストリクターとの兼ね合いも含め、50kgを超えると本格的にしんどくなってくるのだという。

 車内のエアコン事情についても意外な裏話が飛び出した。現行規定下ではエアコンの搭載が義務付けられているというが、車内温度は50〜60度に達することも珍しくないという。過去にタイで行われたレースでエアコンが不調のまま走りきった際には、レース後にようやくその事実を知らされたという衝撃のエピソードも明かされた。

 そして、SUGOでのもっとも印象深い思い出としては、10位からのスタートからわずか0.025秒差での優勝を果たした、2010年大会での劇的な逆転劇による初優勝を、ゴール直後は無線からの反応がなくしばらく結果を知らされないまま過ごしたという当時の心境とともに挙げた。また、2023年にはレース後に失格が判明するという結末も経験。こうした悔しい記憶があるからこそ、2026年のSUGO戦ではあらためて優勝を掴み取りたいと力を込めた。

 かつて先輩ドライバーである小暮卓史選手についてのエピソードを求められると、塚越選手がSUPER GTへの参戦を始める以前の2007年、初のSUPER GTマシン体験として小暮選手の助手席に同乗した際の思い出を挙げた。「小暮さんがハンドルを握った瞬間、シフト操作も慌ただしいわ、ハンドル操作も慌ただしいわ……どんだけこの人慌ただしいんだと思って(笑)」と、いまも記憶に残っている時間だったとのこと。意外なエピソードに、会場の笑いを誘う一幕もあった。

 最後は、あと2戦を残す前半戦の締めくくりとしていい流れのままSUGOに臨みたいと意気込みを語り、盛大な拍手のなかトークショーは幕を閉じた。フォトセッション・サイン会は塚越選手のトークショー後にも行われ、こちらも多くのファンで賑わいを見せた。

 ちなみにこのサイン会では、色紙ではなくグッズにサインをもらっているユーザーがとても多かった。それもそのはずで、この「SUPER GT EXPERIENCE サーキットに行こう‼」の一大注目ポイントとなっているのが、充実のグッズ販売なのだ。

 今回はとくに夏の観戦にうってつけのアイテムが揃った。接触冷感素材を採用した「2026シリーズロゴ ドライクールTシャツ」はブラック・ホワイトの2色展開で販売。こちらは司会の葵木ひなさんが着用していたことで注目する来場者が多かった模様だ。

 さらに、Rd.6 SUGO大会デザインの「ラウンドアクリルキーホルダー」や、コレクター人気の「2026シリーズ プラタグ Rd.6 SUGO」など、この会場でいち早く先行販売されるグッズも目白押しで、販売ブースは大盛況。一部アイテムは1日目終了時点で売り切れてしまうほどだった。


この記事の画像ギャラリー

新着情報