手に入れられる時間はもうほとんど残されていない
もちろん、コペンユーザーならエクステリアからひと目でGRコペンとわかる、水平・垂直を基調とした走行性能向上に寄与するアンダースポイラー形状のフロントバンパー、「GR」のアイコンとなるGRコペン専用の冷却性能向上に貢献する大開口ロアグリル=Functional MATRIXグリル、専用リヤバンパー(ディフューザー形状)、BBS製の専用マットグレイ塗装の鍛造アルミホイールが精悍さを表現し、低重心、ワイド&ローのプロポーションを強調しているあたりも、GRならではだ。
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ブラックのみとなる2シーターのスポーツカーコクピットは、専用の自発光式3眼メーター、レカロシート、MOMO製革巻きステアリングホイール、ピアノブラック調加飾のセンタークラスターによって精悍で上質感ある雰囲気を醸し出している。もちろん、電動開閉式ルーフのアクティブトップを標準装備。ライトウエイトスポーツカーにオープンエアの魅力を付加し、風に身を任せられる爽快なドライビングを堪能することができるのだ。
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そんな、トヨタ×ダイハツの強力なタッグで誕生したコペンGR SPORTを走らせれば、意外なほどしなやかでフラットな乗り心地のよさと直進性の確かさ、さらなるコントロール性の高さ、人車一体感に頬がゆるむことになる。カーブでのゆったりとしたロールはコペンと比べて大きめになるものの、そのぶんタイヤの接地性が向上している印象で、一方、あえてリヤタイヤを滑らすような痛快で自在な走りを楽しみやすい絶妙な匙加減のセッティングが施されているのである。
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コペンGR SPORTはモノグレードで255万6400円(5速MT)、250万1400円(CVT)という手の届きやすい価格が魅力だが、現行モデルといえど、いつでも手が届くわけではない。なんと、ダイハツ・コペン、トヨタ GRコペンともに2026年8月下旬をもって生産終了と発表されているのだ(コペン本体は2024年10月下旬の時点で一部モデルの生産終了を告知している)。
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その理由は明らかにされていないが、限定的な販売台数、部品供給問題、年々厳しくなる安全・環境規制の対応に伴うコスト増だけでなく、ここは嬉しい話かもしれないが、ダイハツが新たなコペン(つまり新型)の展開を示唆していることから、コペンの世代交代の一環とも考えられる。現行コペン、コペンGRを手に入れるなら、いますぐにでも動くことだ(在庫次第だが)。
あわせて、8月末のコペン、GRコペンの生産終了によって新車が買えなくなることから、中古車の価格が高まることも予想される(とくにMT車、修復歴なしの低走行車)。中古車狙いの人も(ダイハツ・コペン含む)急いだほうがよさそうだ。
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それにしても、ホンダ・ビート、スズキ・カプチーノ、ホンダS660といった軽ライトウエイトオープンスポーツが一時期、一世風靡したあと生産が終了し、そのあとが続かないのが”大人の事情”かもしれないが、ダイハツ、トヨタの強力タッグでぜひとも次期型に、未来につなげてほしいものである。