サーキットの舗装をチェックしてる……ワケじゃなくてレースに参戦! 高速道路でお馴染みの黄色いクルマが「公団ちゃん」の愛称でS耐に参戦している理由 (2/2ページ)

話題性だけでなく実力も十分

──なるほど。で、このカラーリングから親しみを込めて“公団ちゃん”と呼ばれるようになったんですよね?

大島選手:そうですね。皆さんが馴染みのあるカラーリングなので、スーパー耐久のYouTubeのライブ中継でもコメント欄がバズるようになってきました。みなさんの反響によってチーム内でも勢いが付くようになりまして、いい流れを作ることができました。

──現在もスーパー耐久と並行してVITAレースに参戦しているのでしょうか?

大島選手:2025年まではVITAに参戦していたんですけど、今年からはひとつ上のクラスになるGranzというクルマで参戦しています。

──あのプロトタイプスポーツカーみたいなスタイルのクルマですよね。ところで、SAKAE MOTORSPORTSはスーパー耐久のほか、スーパー耐久チャレンジにも参戦していますが、そちらはプロボックスを投入しているんですよね?

大島選手:そうです。現場を盛り上げるために、そこら辺でいっぱい走っている現場のクルマでチャレンジしています。

──”公団ちゃん”と親しまれるほど、SAKAE MOTORSPORTSの11号車「FCR58 SAKAE-MS FIT」は日本のレースシーンで定着しつつありますが、全国の日本道路公団の関係者からも反響はありますか?

大島選手:よく出張先で現場の人と話をしてるんですけど、「よくわからないけれど、子供たちに”公団ちゃん”と声をかけられた」という方もチラホラいたり、あとは「レース出てるでしょ、頑張ってください」と応援してくれる方もいます。そういった意味では当初の目的が少しずつ形になってきているので嬉しいですね。

 以上、簡単に日本道路公団カラーのマシンが登場する経緯を大島選手に解説してもらったが、注目の11号車「FCR58 SAKAE-MS FIT」はファンの期待に応えるかのようにオートポリス戦で素晴らしい走りを披露し、ST-5Fクラスで2位に入賞。話題だけでなく実力も兼ね備えているだけに、今後も公団ちゃんの動向に注目したい。


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廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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