100軒以上を食い荒らした「モツ煮王」をして「旨い」じゃなくて「衝撃」! モツ煮フリーク必食の「煮込立石」がヤバすぎる!!【P専食堂】

煮込みフリーク必食の逸品現る

 今回の食堂、誇張を抜きにして衝撃でした。それが「煮込立石」だ! 店名からもわかるとおり、この連載で追い続けているモツ煮込みの専門店である。

 自慢じゃないが、モツ煮に関しちゃ関東の「旨い」と言われる店は100軒以上食い荒らしてますよ。いわば、そうとうなモツ煮に出会っても「旨い!」と思ったとしても「衝撃」とまで思うことは、なかなかあり得ない状態。それなのに「これぞ衝撃!」という想像を超えたモツ煮なんですよ、「煮込立石」は!

 その衝撃の理由とは!?

 という理由の前にまずメニューを紹介。品数はザックリいうと3種。「煮込定食」「旨辛煮込定食」に「名物煮込カレー」。すべて990円で、大盛りだと1210円。そして単品が5660円。

 で、編集・井上とのふたりで注文したのは、3種全部の味を食べたいと「煮込定食」「旨辛煮込定食」、「名物煮込カレー」を単品で。それをシェアした。

 さ〜以上で説明終了。こっからが衝撃の理由だァァァ!

 デフォルトと思われる「煮込定食」で説明すると、まず豚の脂が本来持ってる力強い旨みが、絶妙に全体に溶け込んでいる。

 まぁモツ煮込は豚脂が溶け込んでいるもんだけど、あんまり脂が多いとクドくも感じる。だから普通は、下処理の段階や仕上げのときに脂を取って減らしたり、味付けの味噌を濃くしてクドさをマスクしたりするのに、「煮込立石」の脂量はギリギリまで多く、味噌の味付けは驚くほどマイルド。

 なのに、脂はクドさではなく、すべて「美味しさ」へと昇華させてるわ、その味付けがマイルドなので、美味しさがストレートにわかるわ、「この手があったのか!?」と、いきなり衝撃。

 いやいや「この手」があったとしても、実際にそれを料理として真似できないよ。

 さらに特徴的なのが、人参、大根という根菜が、ピンポン玉大クラスのデカさでゴロッといくつか入っていること。いままで、モツ煮といえば、具はほぼモツ。あとは入ってもコンニャクくらいの上州系が王道で最上だと思ってた。根菜を入れるのは『ただのカサ増し』だとすら思ってた。

 ところが「煮込立石」のゴロッとデカい根菜は、力強いストレートなモツの合間に箸休め的に食べると、さらにモツの旨さが引き立つ。初めていい仕事してるモツ煮の根菜に出会った。

 以上、本当に衝撃だった。基本の「煮込」がこのレベルだから「旨辛」も「カレー」も言わずもがな。モツ煮初心者にも最適だし、モツ煮マニアになればなるほど、その凄さがよくわかる。

 まぁ理屈をいろいろ書きましたが、とにかく喰え! 唯一無二に、とにかく旨い。

●煮込立石

 中央道の稲城ICを降り、稲城大橋方面へ。そのまま道なりに進み、稲城大橋の途中に現れる分岐を「川崎・日野」方面へ。その後、都道9号を進み、東長沼陸橋交差点でUターン。JR南武線の高架下にある路地に入りそのまま直進。3つ目の丁字路を左折し、直進。すると府中街道に当たるのでそこを左折。しばらく進むと再び東長沼陸橋交差点に当たり、その左側に店舗が現れる。東長沼陸橋交差点が目印だ。14時ごろにはなくなることが多いのでご注意を。

住所:東京都稲城市東長沼819
営業時間:11:00~15:00
定休日:日曜日・月曜日

※本記事は雑誌「CARトップ2026年1月号」の記事を再構成して掲載しています


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