この記事をまとめると
■アキュラはホンダが北米で展開するプレミアムブランドだ
■次世代コンセプトカー「Acura NEXERA Vision」を発表した
■このコンセプトカーのデザインなどを今後は市販車に活かしていく予定としている
アキュラからスーパーカーが出る!?
日本を代表するプレミアムブランドといえば、トヨタの派生ブランドであるレクサスを思い浮かべる人が大半だろう。しかし、これは日本において和製プレミアムブランドが、レクサスしか事実上展開されていないからにほかならない。
海外、とくに北米に目を向けてみるとじつは日産はインフィニティ、そしてホンダはアキュラというブランドを展開し、人気を博している。インフィニティに関しては日産が一時期日本でも展開していたが、アキュラに関しては未展開。そして2026年になってようやく(!?)、関税対策の一環として、アメリカ生産車を日本でも販売することを目的とし、アキュラブランドで展開されている「インテグラ」を、国内に導入するとホンダが正式に発表している(2026年秋頃を予定)。
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さて、そんなアキュラであるが先日、とあるコンセプトカーを発表した。コンセプトカーといえば、モーターショーなどに展示される突飛なものが多いが、今回のモデルは少し手を加えれば販売できそうな雰囲気でもあるので、紹介したい。
アキュラがこのたび発表した「Acura NEXERA Vision(アキュラ・ネクセラ・ビジョン)」は、今年で創立40周年を迎えた、同ブランドの次世代デザインの方向性を示すコンセプトモデルだという。アメリカのカリフォルニア州にあるアキュラデザインスタジオで開発されており、ブランドの基本理念であるチャレンジングスピリットに着想を得て、普遍的な美しさに先進性を融合させた1台であり、次世代アキュラのデザイン言語を提案するコンセプトモデルとなっている。
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まずデザイン上で特徴的なのは、「ファントムライティング」という灯火ユニット。これは、非点灯時にはボディーラインに溶け込み、点灯時にのみランプが現れるユニークな機能で、極薄のヘッドライトおよびテールライトは、アキュラ(Acura)の頭文字である「A」をモチーフにしたライティングシグネチャーとしている。このライティングシグネチャーは、ブランド初の2モーターハイブリッドを搭載し、数年以内に発売予定の次期RDXをはじめ、さまざまなアキュラのモデルにも順次採用されていく予定だという。
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デザインはスポーツカーの王道ともいえる「ロングノーズ&ショートデッキ」というパッケージで、ワイド&ローの力強いスタンスに加え、ダッシュ・トゥ・アクスル(フロントタイヤの中心からダッシュボードまでの距離)を長く取ることで、ひと目で「スポーツカー」とわかるシルエットを作り出している。また、これまたホンダやアキュラの車両としては珍しい、デュアルヒンジ式バタフライドアを装備する点も、只者ではない雰囲気に満ちている。
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インテリアも外見に負けていないほど洗練されている。ドライバーとの一体感と広がり感を追求したデザインとしており、ブラック&ホワイトを基調とした空間に、差し色で鮮やかなピンクを配するユニークな配色は、スポーティとプレミアムを高次元に融合。素材に関しては再生ポリエステルを使用したAlcantaraやサーキュラーエコノミーに寄与する本革素材CircuLeather、リサイクルアルミニウムなどのサステナブル素材を採用。現在のプレミアムカーには欠かせない環境配慮も忘れない。
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アキュラの次の時代を象徴する存在になるかもしれないこの「Acura NEXERA Vision」は、ビンテージカーからレースカーまでさまざまなクルマが集まる祭典、モントレー・カー・ウィークのイベント「ザ・クエイル」と「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」にて展示される予定だ。
パワーソースなどに関する紹介はないが、施設内を走っている様子やエキゾーストが見当たらない点、その他関係者の噂を総合的に判断すると、現状はBEVである可能性が高いという。ブレーキはカーボン製だったりするので、もし仮にこれが近い形で販売されるとなれば、パフォーマンス面も相当なものだと予想される。
あくまでコンセプトモデルなので、これが今すぐにどうこうなることはないが、今後数年以内に「このクルマが元だったのか!」「このクルマのデザインだったのか!」という形で、「Acura NEXERA Vision」のDNAが市販車に受け継がれる日が来るかもしれない。