おにぎり王子の夢はSTIのエンジニア
いつも元気いっぱいの篠崎さんとパドックで偶然お会いした際に「2026年はおにぎりを作りますのでぜひ見に来てくださいね!」とお声がけをいただいたので、夜の10時頃にSTIのテントへお邪魔しました。
おにぎりをのんびり優雅に作るヒマはレースウィークにはありません。広報課の篠崎さんと三原さんは洗米して炊飯器をセットし、いつでも握れる準備を整えながら他の業務も平行して大忙し! その合間を縫ってきゅうりとまな板が登場し、あっという間に輪切りにされたかと思うと、保存袋に入れてごま油や白だしを入れて浅漬け作りが始まりました。
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おにぎりだけではなく、そこにさっと1品が加わるところがなんとも細やかなお心遣いではありませんか。
お料理助手のダニエルくんがきゅうりモミモミを担当。習いたての日本語の「おいしくな~れ!」と唱えながら、楽しそうにお手伝いをしてくれます。
STIのNBRプロジェクト開始当時から現地コーディネーターを務めるダニーさんの次男ダニエルくんは小学2年生。赤ちゃんのころからニュル24時間レースに帯同しています。広報宣伝部女史のおにぎり作りの助手を務めながら、「将来は日本語を勉強して日本に留学したい」と口にしたかと思うと、その夢には壮大な続きがありました。
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「大学では工学部に入って、将来はSTIでレースエンジニアになりたいんだ!」と初めて彼から聞くその夢に、そこにいたSTIのみなさんは驚き、愛おしい眼差しに溢れてほっこりムードに包まれました。10数年後になるかと思いますが、ダニエルくんと一緒にニュルでレースをする日をSTIのみなさんが心待ちにしておられることでしょうね。
お手伝いの際には、ごま油や白だし、ふりかけに興味津々で、篠崎さんや三原さんは質問攻めに。日本食材や自分で初めて作ったおにぎりの写真を熱心にスマートフォンで撮影し「小学校の日本人のお友達に送るんだよ」と嬉しそう。このダニエルくんは毎年お料理助手としてカレー作りにも貢献し、2026年はおにぎり王子となりました。赤ちゃんのころからSTIのみなさんと一緒にいるので、外国人に対しても日本食に対してもまったく抵抗がなく、明るく純粋な少年は、みなさんの癒しの存在ですね。
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そんな彼が憧れる職業がドイツメーカーではなく、STIのレースエンジニアというのがなんともうれしいではありませんか。少年が描く未来がステキなものになることを祈っています。
さて、そのダニエルくんを助手に篠崎さんと三原さんの手で手際よくおにぎりが握られ、パドックのテントのなかやピットのなかにもきゅうりの浅漬けとともに持ち込まれました。
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じつはおにぎりができあがったときに「おひとつどうぞ!」と篠崎さんが優しい笑顔で私にの手にホカホカのおにぎりをそっと置いてくださったのです。深夜0時を前に腹ペコだった私は感動して涙が出そうになりました。このひとつのおにぎりが24時間レースの活力になることを心から共感できましたし、「チェッカーフラッグを受けるまでの頑張るぞ!」というみなさんの強い力になったに違いありません。
本当の意味で「同じ釜の飯」をニュルで食べた思い出は、チーム全員の心に深く刻まれたことでしょう。