レーシングドライバーからの指導に記念品にと大盤振る舞い! さて、この「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE」では、ただ参加するだけでなく、さまざまな特別イベントも用意されている。たとえば、人気企画であるプロドライバーによるアドバイスだ。これは、ただ「ここはこう走る」とか「こうブレーキを踏む」という話ではなく、希望者には同乗試乗もしつつ、各走行ごとにアドバイスをもらえるというスペシャルメニューだ(追加費用なし)。
MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCEの様子 画像はこちら
しかも、講師たちも超豪華で、ジムカーナ界の帝王、山野哲也選手を筆頭に、全日本チャンピオンの河本晃一選手や、SUPER GTなどでも活躍している柴田優作選手、さまざまなビッグカテゴリーやCARトップの連載でもお馴染みの猪爪杏奈選手などなど、全7名のレーシングドライバーが指導してくれる(スケジュールや場所によって選手は異なる)。
この日は、山野哲也選手と河本晃一選手、猪爪杏奈選手の3名が参加していた。なお山野選手曰く「マツダのロゴの入ったレーシングスーツを着るのは、多分10年ぶりくらいかも!?」と口にしていた。
河本選手・猪爪選手・山野選手 画像はこちら
開会式やドライバーズミーティング、事務連絡などを経たら、通常のジムカーナ競技のようにまずは慣熟歩行(コースの下見)から。渡されたコース図をもとに、レーサーたちと一緒にクルマと同じコースを歩き、いろいろ解説を聞きながら進むのだが、正直筆者の頭では歩いてもよくわからない……。なのでここはランニングをして、少しでもクルマと同じ速さでの視界とGを感じられるようにひと工夫。昨年初参加したジムカーナでも同じことを考えて実践し、ミスコースがなかったので、有効と考えた。当然疲れるが……。
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慣熟歩行が終わると、クラスごとに続々とコースインをして、1本目を走行する。参加車両は以下の7クラスに分けられている。
K:軽自動車
2WD1:1.6リッター未満の2WD車両
2WD2:1.6リッター以上の2WD車両
AWD:排気量無制限の4WD車両
S&B:SUVや1BOX車両
EX1・EX2:ジムカーナ経験者
車検証にある情報と自身の実力だけで参加クラスが選べるので、改造の有無など、JAF戦のような細かい規定がないのが初心者には嬉しいポイント。今大会では軽トラックやCX-60も参加していたので、本当にどんなクルマでもエントリーできる。ただし、1BOXなどは横転のリスクが高いので自己判断で……。ちなみに筆者は同日に取材などで訪れた関係者が4名いたので「メディアクラス」という特別クラスでの参加となった。
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上限は60台とのことだったが、日程によっては抽選になったり、30〜40台程度だったりとさまざまというが、このときはほぼ60台の上限いっぱいまで参加者がいた。なお、リピーターも多いようで、「3回目です」「4回目です」という常連も少なくなかった。コースは毎回変わるので、飽きない点もポイントだ。
筆者は、この明らかに速そうなド派手なロードスターが与えられたのだが、午前1発目はスタートから3パイロン目くらいを抜けた瞬間、脳内のコースマップが消失。とんでもないミスコースをしてコース内を右往左往する最悪のスタートダッシュであった。明らかに速そうな見た目なだけに、もうこの時点で帰りたくなったのは内緒だ。仕事なので帰れないのだが!
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2本目は、以前WEB CARTOPで、しかもここ筑波サーキットで一緒に仕事をしたことがある猪爪選手に、せっかくなので同乗してもらった。彼女の父親もまた全日本ジムカーナのチャンピオンというレジェンドで、最近では親子で全日本ジムカーナにテスラで参戦しているとのことで話題になった。そんな彼女からは、「ここはこのラインで」「ここでは切り足して、早めにアクセルを踏んで……」など、ものの1分程度のコースだが、的確なアドバイスをもらい、午後の本番に備えることにした。
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午後は午前同様に2本走ることができて、本番という形で設定される。午前からコースが若干変更になりつつも、おおむね同じようなコース設定に。とりあえず教わったことと、もうこのド派手なロードスターで情けない走りはできないと自分にいい聞かせ、突っ走ることに。すると、何とかミスすることなく無事に1本目を走り切ることができた。
なお、午前中のプロドライバーたちによるアドバイスは午後も継続されており、ゴール後は1台1台「あそこはよかった」「ここはもっと踏め」など、アドバイスをもらえる。走行会では、「1度教えて一旦終わり」なんてことも珍しくないので、これはかなり貴重な機会だ。しかも指導者は全員全日本クラスの選手なのだから。
山野選手と猪爪選手 画像はこちら
さて、この日の集大成である午後の最終ヒート。筆者は学習能力が低いので、なにをアドバイスされたか70%ほど忘れてしまったが、「コンパクトに走りつつ無理のない進入で、そして早めにアクセルオン」というのを心がけ、とりあえず意地と気合いで、個人のタイムでこの日イチの数字をなんとか刻んでゲームセット。なお、この日全体の最後の走りだった上に、ド派手なクルマだったので、無駄に注目されることに。情けない走りで本当に申し訳ないが。
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余談だが、この「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE」では、プロドライバーたちによる異次元のデモランも披露されるのだが、それで使うクルマも筆者が乗ってるこのスペシャルなロードスターなので、プロの走りと筆者の情けない走りが嫌でも比べられてしまうというのも、悲しい現実であった。
さて、本当に誰でもウェルカムで、とにかく参加のハードルが低いこの「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE」。気になる参加料金はなんと破格の1万2000円也! しかも、前述のようにマツダ車オーナーであれば、ここからさらに1000円引き。さらに女性であればレディース割があり1000円引き。初参加だと1000円引き。マツダディーラーや参加リピーターの人の紹介で参加した場合、参加者と参加リピーターも1000円引きという、わけのわからないほどお得な割引も用意されている。
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しかもこれ、全部適用されるので、「マツダ車オーナー」「女性」「初参加」「紹介」となると、驚異の4000円引き。衝撃の8000円ポッキリで参加できてしまうのだ! なお、「条件には当てはまるけど、走る装備なんてなにももっていない」という人もご安心を。この「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE」では、無償でヘルメットのレンタルサービスもあるのだ。長袖長ズボンと、グローブの準備は必須だが、グローブもレース用などでなくてOKなので、準備も最小限で済む。1日テーマパークで遊ぶのと、そう費用は変わらないのだ。
しかも、スピード域も低いので、クルマが傷む心配も少ないし、タイヤもスポーツタイヤである必要もない。同時に複数台が走ることもないの、事故の心配も自爆以外は無用だ。もし「クルマが用意できない!」という人でも、友人などのクルマを使って一緒に出場するのであれば、ダブルエントリーやトリプルエントリーも可能だ。
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さらにさらに、参加者には自身の走行写真を、額縁に入れた状態で進呈してくれるという、嬉しい特典もついてくる。自分の愛車が”走っている場面”として手に入る機会は、そうないのではないだろうか。仕事柄、いろいろなイベントに参加しているが、これほどサービス精神旺盛なイベントもそうない。
これだけ褒めてばかりも嫌なので、なにかデメリットを探してみたいのだが、正直なにもない。本当に強いていうなら、応募者多数の場合は抽選になってしまうという点だろう。
MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCEの参加賞 画像はこちら
2026年はあと3戦残っており、9月19日(土)にTSタカタサーキット、11月14日(土)と12月5日(土)に、筑波ジムカーナ場で開催される。「自分の愛車の挙動を知ってみたい」「モータースポーツを体験してみたい」という人にとっては、間違いなく絶好の機会だ。「モータースポーツ業界を盛り上げたい」と、最近なにかと活発なマツダだからこそできる、ユニークなイベントである。
ちなみに、これだけヒイコラヒイコラいっていた筆者の結果だが、なんだかんだでメディアクラス2位であった。なんとかプライドは守れたか!?
MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE 表彰式の様子 画像はこちら
次回はぜひとも愛車で挑戦してみたいと思う。