国内販売だけでなく世界進出も見据える中国地場メーカー 欧州市場を狙うスポーティハッチバック リープモーター Lafa 5 スポーティな雰囲気をまとった全高の低いハッチバックは、もはや珍しい存在となってしまったが、欧州進出を強化する「リープモーター(零跑)」は、その需要をしっかりと理解しているようだ。車重1.6トンのボディに、RRレイアウト、最高出力214馬力、最大トルク240N・mという組み合わせは扱いやすく、そのスタイリングにふさわしい刺激的なドライビングフィールを味わわせてくれた。
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BEVはフロアが高くなりがちだが、Lafa 5は容量67.1kWh(下位グレードは56.2kWh)のバッテリーを床下に配置しながらも、シートポジションは意外なほど低い。ステアリングもスポーツカーのような小径タイプを採用しており、意のままに操れる感覚が非常に楽しかった。
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ステランティスの協力を得て、「B05」として欧州でも製造・販売を開始しており、価格は中国の約2倍となる約497万円から。2026年4月には、最高出力241馬力、最大トルク255N・mまでパワーアップした「Ultra」が中国で発売された。
仰望 U7 「U7」はBYDの高級ブランド「仰望」のフラッグシップセダンで、BEVと、2リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載するPHEVの2種類をラインアップする。どちらも4モーターAWDを採用し、最大トルク1680N・mを発生。システム最高出力はBEVが1287馬力、PHEVが1341馬力と、PHEVのほうがわずかに高い。
仰望 U7のフロントスタイリング 画像はこちら
内外装は、既存の高級車には見られないような斬新なデザインを採用し、新時代の高級EVを感じさせる仕上がりだ。ハンズオン自動運転には、3基のLiDARをベースとした自社開発ソフトウエアを搭載。UI表示や音声案内は非常に丁寧だったものの、発進・停止時の制御はやや唐突で、若干の違和感を覚えた。価格は約1571万円からで、最上位グレードは約2121万円となる。
方程豹 鈦7 BYDの「方程豹」ブランドでは、ラダーフレームSUVの「豹シリーズ」とモノコックSUVの「鈦シリーズ」をラインアップしており、今回試乗した「鈦7」は後者のフラッグシップモデルとなる。鈦7はBEVと、1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載するPHEVを設定し、それぞれに出力の異なるRWDとAWDを用意する。BEVのAWDモデルでは、システム最高出力690馬力、最大トルク675N・mを発生し、力強い動力性能が魅力だ。
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ボディサイズは全長5mと大きいものの、レスポンスの良い加速性能や見切りの良い視界、さらに安定感のあるボディのおかげで、市街地でも扱いやすい印象を受けた。現在は月販1.5万台前後を記録し、「方程豹」ブランドのトップセラーモデルとなっている。
中国から世界へ発信するブランド「チェリー」のEVモデル iCAR V27 「iCAR」は、中国トップクラスの輸出台数を誇る「チェリー(奇瑞汽車)」の電動ブランドだ。「V27」では、iCAR初となるEREVパワートレインを採用し、1.5リッター直列4気筒ターボエンジンと容量34.3kWhのバッテリーを組み合わせる。駆動方式は、最高出力248馬力、最大トルク300N・mのRWDに加え、SUVらしく最高出力450馬力、最大トルク505N・mのAWDも用意する。
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ボディデザインは未来的な印象を受ける一方で、丸形ヘッドライトや大型フェンダーを組み合わせることで、どこかクラシカルなオフローダーを思わせる雰囲気に仕上げられている。エンジンを搭載するため、わずかに作動音は聞こえてくるものの、内装の質感は想像以上に高く、「安価なブランド」という従来のチェリーのイメージを覆す仕上がりだった。
一方、自社開発のハンズオン自動運転は、赤信号での減速や停止がやや急で、乗員によってはクルマ酔いを感じる場面もありそうだ。価格は約405万円からだが、発売3カ月で販売台数は約1万台にとどまるなど、販売はやや苦戦している。
中国専売最新モデルに北京モーターショーで乗ってわかったその実力とは 画像はこちら
東風 007 2026年1月に開催された東京オートサロン2026の「モンスターインターナショナル」のブースで「MONSTER SPORT 007」の名前で日本への導入が発表され、注目を集める東風汽車のスポーツセダン。発電用1.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するEREVと、純電動のBEVの2種類を用意する。乗るまでは「スポーツセダン」とうたうことに疑念を抱いていたが、実際に試乗すると、足まわりやハンドリングは想像以上によく仕上がっており、驚かされた。
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EREVモデルはシステム最高出力214馬力、最大トルク310N・mを発生。BEVには、システム最高出力536馬力、最大トルク620N・mのAWDモデルも設定し、選択肢も豊富だ。
価格はEREV、BEVともに約345万円から。
※本記事は雑誌「CARトップ2026年9月号」の記事を再構成して掲載しています