「パジェロなのにこのヘッドライト?」いやちょっと待て! 多くが勘違いする新型のヘッドライトは本物クロカンの証だった (2/2ページ)

ヘッドライトは悪路走行を考えた作りに

 ズバリ、縦に伸びる左右のデイライトの内側である! しかも当然LEDを採用しているので、ヘッドライトはいままでのパジェロでは考えられないほど小さい。サイズ感でいえば手のひら程度。「これで本当に照らせるのか!?」というレベルだ。もちろんまったく問題ないのでご安心を。しかもレンズが丸っぽいので、丸目といえば丸目なデザインともいえそうだ(!?)。ちなみにフォグライトは左右のデイライトの一番下の部分となる。

 なので、皆さんが「丸目じゃない」といっている部分はヘッドライトではないのだ。ここにこじんまりとヘッドライトが設置されている理由は、悪路で左右のフェンダーをヒットした際にヘッドライトが割れるのを防ぐために、内側にオフセットさせたとのことだ。日本ではそんなことはないかもしれないが、世界100カ国で展開予定があるクルマだからこそ、万が一に備えたタフワイルドな設計だ。

 そのほかにも、荒地や道なき道を走るケースを徹底的に研究して、ブッシュ(雑草などの茂み)でヘッドライトが隠れない工夫もされている。ちなみにリヤセクションはフロントのデイライト機能などを赤にしてほぼそのまま移植したような前後対称に近いデザインで、ブレーキランプはデイライト下部に。ウインカーは内側に、バックライトはバンパー内に仕込まれている。

 かなり攻めたデザインなのは事実かもしれないが、歴代パジェロたちがもつクロカン四駆のDNAは、突飛なデザインのなかにも確実に受け継がれているといえそうだ。

 ちなみに思い返せば、2019年2月にも三菱はデリカD:5を大幅にマイナーチェンジして、ダイナミックシールドと呼ばれる、大論争を巻き起こしたデザインを世に放っている。当時は相当騒がれたが、結果的にいまでは主張こそやや強いものの、すっかり見慣れたデザインになっていることが証明されている。

 パジェロもきっとすぐに市民権を得るだろう。いや、得てほしい!


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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