この記事をまとめると
■ウインカーは曲がる場所から30m手前に出すルールがある
■車線変更や進路変更は3秒前に出すのがルール
■無闇に出すのは違反だが早く出しすぎることに対して罰則はない
ウインカーは早く出しすぎると違反?
本来、ドライバーなら誰でも知っていなければならないことだが、ウインカー(方向指示器)を出すタイミングは、法律で決まっている。
右左折やUターンは曲がる位置の30メートル手前、車線変更や進路変更は変える3秒前(約3回点滅)に出すのがルールである(道路交通法施行令21条)。しかし、地域によってはあまりウインカーを出す習慣(? )がない県もある。かつてのJAFの調査では、岡山、香川、徳島が、そのワースト3だとされていた。一方、東京、神奈川、埼玉など関東を中心に、宮城、新潟、長野など、東日本エリアは、わりときちんとウインカーを出す傾向がある。
岡山県の星マーク画像はこちら
そのウインカーだが、出さなかったり、出すタイミングが遅かったりするのはNGにせよ、右左折の30メートルよりも手前、進路変更の3秒以上前から出すのも違反になるのだろうか?
道路交通法を確認してみると、次のように定められている。
「右左折、転回、進路変更をする際は、ウインカーによる合図を出し、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない」
「これらの規定に規定する合図に係る行為をしないのにかかわらず、当該合図をしてはならない(第53条)」
これを見ると、右左折、転回、進路変更をしないのにウインカーを出すのは違法になるが、早めに出しただけなら違法性はない。
ウインカー操作のイメージ画像はこちら
じつは、直進車線から右折レーンへ車線変更するときにウインカーを点け、その右折レーンが30メートル以上あったとしても、そのままウインカーを出しっぱなしにしている例は珍しくないはずだ。むしろそれがスタンダードだと思っていいだろう。
ただし、極端にウインカーを出すタイミングが早かったりすると、実際に曲がろうとしている交差点の手前にある路地や、店舗の駐車場などに入るのでは? と周囲のクルマに誤解されたり、ウインカーの消し忘れ? と困惑させたりすることにもなる。そのため、早めの合図がベターだが、早すぎるのも好ましいとはいえない。やはり、基準は右左折、転回なら30メートル手前だ。
交差点のイメージ画像はこちら
信号機のない横断歩道の手前には、白い菱形の予告表示が道路にふたつ連続して描かれるので、それをひとつの目安にするといい。この菱形マークは、横断歩道の手前50メートルにひとつ目、30メートルにふたつ目のマークがある。そのため、このふたつ目の菱形マークで距離感を覚えるのがおすすめだ。
横断歩道のイメージ画像はこちら
もうひとつ大事なポイントは、先にウインカーを出してから、ブレーキを踏んで減速することだ。先にウインカーを出すことで、なぜブレーキを踏むのかが後続車にわかり、後ろのドライバーに余裕ができるからだ。また、車線変更や進路変更であれば、3回ほどカチカチとウインカーを点滅させてから、ハンドルを切り始めるのがベストタイミングだ。
右折のイメージ画像はこちら
適切なタイミングでウインカーを出すことが、スマート&セーフティなドライビングに直結する。この機会に、もう1度ウインカーの出し方を見直してみよう。