確かな成果は掴んだがさらに上を狙う
迎えた決勝の日曜日。午前中は小雨が降り路面はウエットです。しかし、決勝が始まるころには雨はやみ、路面が乾いていくという予報です。
決勝前のウォームアップ走行は路面が濡れており、ウエットタイヤでの走行を行いレースに向けた最終確認を行います。
決勝レースのグリッドは2番手。スタンドに設けられたスバル応援席の目の前にマシンが止まります。駆けつけた多くのファンがその走りに期待をしているのがわかります。
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レースは雨で路面が濡れていることを考慮して、セーフティーカー先導のもと始まり、3周目からレースがスタートしていきます。先行する60号車を追いかけたいところですが、なかなかペースも上がらず、徐々に引き離されていきます。とはいえ3位以下もペースが上がらず全体的に順位が落ち着いています。
26周目に最終コーナー付近でクラッシュがあり、安全確保のためストレート上でクラスわけの整理が行われリスタートします。
BRZは39周目にピットに入り後半戦に挑みます。ピットインで2台に抜かれ4位でコース復帰します。今まではピットインすると大きく順位を下げてしまうこともありましたが、今回は2ポジションダウンでコースに復帰します。
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その後3位のマシンを追い抜き順位を上げ表彰台圏内に復帰。その後も上位を追い上げましたが、惜しくも追いつけずそのまま3位チェッカーとなりました。
やっとの思いで表彰台にあがった61号車SUBARU BRZ R&D SPORTと井口・山内の両ドライバー。少しの笑顔はありましたが、ここまでの苦悩を考えると素直には喜べない雰囲気もあったのかもしれません。
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決勝後の山内選手は「もちろん上位2台より前でチェッカーを受けたかったのですが、新しいパッケージになって、初めてのSUGOでこのように戦えたというのは今後に繋がっていくと思います。鈴鹿のテストでよい方向性が見えたのが本当によかったです。この方向性がよかったと思います。表彰台に上がれたことで少し肩の荷が降りたような気がします。しかし同じタイヤを履く60号車に追いつけていないので、そこを改善していかないといけないなと思う部分もあります」と語っています。
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井口選手は「今シーズン決勝をスタートした後に苦労することが多かったのですが、今回はよい状態でスタートできたと思います。しかし、60号車に追いつかないということは改善するところがあると思います。途中ギヤが入らないタイミングがあり焦りもありましたが、冷静に対処できましたし順位を落とすことなく走れました。その後は問題なく走れてよかったです。次戦は地元のオートポリスで、井口ファンシートも用意してもらえます。オートポリスでよい結果を残せていないので、新しいパッケージでよいレースを見せたいと思います」と語ってくれました。
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STIのエンジニアメンバーに話を聞いてみると、EG33エンジンはEJ20エンジンよりも改善されている部分が多く、BoPによりエンジン出力などは制限されていますが、それでもEJ20よりよくなっている部分が多いといいます。またエンジンが直接的な原因のトラブルは発生しておらず、EG33エンジンのパフォーマンスとしてはよい結果になっているそうです。冷却対策として導入された新ボンネットも効果を発揮しているとのことです。とにかくトラブルを起こさないことを念頭に、チーム一丸となって対処してきており、この勢いにのって次に挑みたいと考えているそうです。
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小澤総監督は「率直な感想としては1位を獲れなくて悔しい。反面すこしホッとした部分もあります。ファンの方々、関係者の皆様も喜んでいただけたのはよかったです。鈴鹿でのテストでよい方向性を見つけ出すことができて、そのセットアップの方向性のままSUGOにもちこみ、よい結果が出ています。この方向性や内容が100点の結果では無いとメンバーみんな思っているのですが、ポジティブな結果だと思います。次のオートポリスも表彰台を狙っていきたいと思います」と語ってくれました。
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新型エンジンで完走、表彰台の真ん中を1年で目指すというとんでもないことに挑んでいるスバル・STIのSUBARU BRZ R&D SPORT。やっと表彰台に上るという目標のひとつはクリアしましたが、頂点への道のりはまだまだ遠い雰囲気です。ライバルは世界中でレースを行い熟成が進んでいるGT3製がメイン。短時間で作り上げてきた世界で唯一のマシンで挑んでいるBRZが、それらを打ち破り表彰台に上がることは大変なことでしょう。
次戦のSUPER GTは大分県日田市にあるオートポリスで10月17日(土)、18日(日)に「SUPER GT第7戦 GT 3Hours RACE」が開催されます。井口選手の地元九州でのレースになります。今回の表彰台の勢いのまま、どんな戦いを繰り広げるのか期待したいと思います。