1015馬力なのに普段乗りできる!? ランボルギーニ「レヴエルト」の“ワープするような加速”にドリキンも唖然【土屋圭市 峠賛歌】 (2/2ページ)

コーナーとコーナーの間を瞬間移動するような速さ!

 とはいえ、全力を出したら、コーナリングはもはやワープだね。進入から出口までどころか、次のコーナーまでもあっという間で、瞬間移動みたい。富士の100Rの出口とかで、いままでみたいに踏んだら飛んでっちゃうんじゃない?

 エンジンだけでもトルクがあるのに、そこに3基もモーターが加わるから、低回転から高回転まで、ずっと力がみなぎってる不思議な感覚だよ。レースマシンやチューニングカーに乗り慣れているオレでもそう感じるんだから、普通のドライバーは、普段乗りと全開走行とのギャップにビビっちゃうと思うよ。

 ブレーキは見た目がすごいけど、性能もポルシェ並みだね。不安要素はないな。乾燥重量が1772kgだから、なんだかんだで実走状態は2トンくらいあると思うけど、重いクルマにありがちな、ペダルを踏んでからブレーキが利くまでのタイムラグがないんだよ。これなら、サーキットでブレーキング競争する気になれる。

 ボディ剛性もめっちゃ高い。ワインディングならなんともないし、スリックタイヤに履き替えたら、このままレースに出られちゃうんじゃないかな、ってくらいだよ。

 今後も、ハイブリッドのスーパーカーやスポーツカーは生き残ると思う。EVスーパーカーのスペックもスゴいけど、オレみたいに気が短いと長い充電時間を待ってられないし、バッテリーはケータイみたいに何年か使ってると性能が低下するのを避けられない。そこを我慢できる人じゃないと乗れないよ。

 なにより、オレはやっぱりエンジンが好きだからね。それを楽しめて、しかもご近所迷惑にならないEVモードが付いているハイブリッドがいいと思う。そんなわけで、レヴエルト、大満足だったんだけど、できればサーキットでの走りも試してみたいな。同じようなシステムのパワートレインを積んだNSXが、公道試乗ではスゲぇよかったのに、サーキットでは電子制御の入り方がガッコン! で残念、なんてこともあったからね。

 一般的に、日米はお仕置きモード、欧州は自分の運転が上手くなったかと思うくらい自然で、16ビットと32ビットくらい違う感覚なんだけど、公道じゃ電子制御が利くようなレベルの走りはできないからね。タイヤを減らさないように走るから、袖ヶ浦で2〜3周させてくれない?

※本記事は雑誌「CARトップ2025年1月号」の記事を再構成して掲載しています


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