軽自動車人気は旧車にも波及する!?
スズキ・フロンテ360デラックス:落札価格4830ポンド
3台目は1969年式のスズキ・フロンテ360デラックス。落札価格は4830ポンドで、日本円では約96万円となる。
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フロンテは、スズキの軽乗用車を代表するモデルのひとつで、360デラックスは当時の軽自動車らしいコンパクトなボディと実用性を備えたモデル。今回の車両は、リヤに2ストローク3気筒360ccエンジンを搭載し、軽量な車体を生かした小気味よい走りがもち味となる。
オークション情報では走行距離約4万6000kmとされるが、実走行距離は確認できない扱いで、オリジナルに近い状態の車両として出品された。フロンテクーペのようなスポーティモデルだけでなく、ベーシックな軽乗用車にも買い手が付いている点は非常に興味深い。
スバル360デラックス:落札価格6900ポンド
最後は、1961年式のスバル360デラックスだ。落札価格は6900ポンドで、日本円では約140万円となる。
スバル360は1958年に登場し、戦後の日本における国民車の代表格として知られるモデル。軽量なモノコックボディとリヤに搭載した空冷2ストローク2気筒360ccエンジンによって、当時の日本の道路事情や経済環境に適したクルマとして開発された。愛らしい丸みを帯びたスタイリングから「てんとう虫」の愛称でも親しまれ、軽自動車の歴史を語るうえでは欠かせない1台だ。
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今回の車両の走行距離は約5万4000kmとされ、オリジナルに近い状態で出品された。落札価格は約140万円。この落札価格には、単に古い軽自動車というだけでなく、日本の自動車史を象徴するモデルとしての価値も含まれているはずだ。
今回のオークションでは、マツダ・キャロル360、スズキ・フロンテクーペ、フロンテ360デラックス、スバル360という個性豊かな4台の旧車の軽自動車が落札された。価格には差があるものの、いずれも半世紀以上前の軽自動車に買い手が付いたという事実は注目に値する。今回の結果を見ると、注目されているのは現代の軽自動車だけではないようだ。高度経済成長期の日本で生まれた小さなクルマにも、海外の愛好家は価値を見いだしているのだ。
日本独自の規格の軽自動車が、新旧を問わず海外でも人気なのは喜ばしいが、願わくば、1990〜2000年代の国産スポーツカーのようにとんでもない価格になるような事態だけは勘弁いただきたい。