【試乗】安定して速い「R」と軽快さが光る「GTI」。同じゴルフでも“まるで別物”なハイパフォーマンス2台をサーキットで比較 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■フォルクスワーゲン・ゴルフの高性能モデル「GTI」と「R」をサーキットで比較

■Rは四輪駆動と高度な制御による安定感、GTIは軽快さと鋭い旋回性能が魅力

■異なる走りの楽しさを備え日常の使い勝手も両立している

50周年を迎えたGTIと最強のR

 2026年はゴルフGTIが誕生してちょうど50周年を迎えた。初代だけで46万台以上、現在まで累計250万台以上も生産したという。誰もが日常的に使える扱いやすさがありながらも、スポーツカーのようにドライビングを楽しむことができること、さらにはハイパフォーマンスモデルの割にはリーズナブルに収められたこともまた、GTIが半世紀にも渡り続いた要因なのだろう。駆動方式はずっとFFを選択。現在は4気筒の2リッターターボで最大出力265馬力、最大トルク370Nmを発生。車重は1430kgに収められている。

 一方でゴルフにはGTIよりもさらにハイパフォーマンスを目指したゴルフRというモデルも存在する。その起源はゴルフ4で登場したR32となるが、GTIとは違って4MOTIONと名付けられた4WDを選択したことがコチラは特徴的だ。当初はV6でのスタートで、ゴルフ5まではそれを継承していたが、ゴルフ6より2リッター4気筒ターボに生まれ変わりシェイプアップ。最高出力は333馬力、最大トルク420Nmを発生。重量は1520kgとなる。

 今回はそんな2台をサーキットで試す機会を得た。2台のハイパフォーマンスゴルフは、一体どんな性格の違いを見せてくれるのだろうか?

 まず乗ることになったのはゴルフR Advanceという19インチホイールを装着したモデルだ。今年1月にマイナーチェンジを行った通称ゴルフ8.5というモデルで、20Yearsという特別仕様車で先行投入されたエンジンと同じ仕様がカタログモデルとなった。0-100km加速は4.6秒。レースモード使用時には、アクセルオフでもターボの回転を待機状態に保持するプリロードターボチャージャーも装備する。

 特徴的なのはRパフォーマンストルクベクタリングを採用しているところだ。リヤには左右それぞれに湿式多板クラッチをもち、左右にトルク配分を自在に行うことが可能に。また、これによって前後のトルク配分も変化させており、前後トルク配分は最大で50:50。低負荷走行時には94:6まで変化させている。


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