この記事をまとめると
■大型トラックは車高や全長に加え車体形状によって周囲に死角が生じる
■交差点での左折時は巻き込みや車体の振り出しに注意が必要
■相手から自分が見えていない可能性を意識することが事故防止につながる
大型トラックの死角はどこにある?
大型トラックの近くを走ると、車体の大きさに圧迫感を覚える人もいるだろう。運転席からの視界を補う複数のミラーも、死角を完全になくせるわけではない。では、どんな場面に注意すればいいのか。具体的な危険場面と、安全に走るためのポイントを解説する。
大型トラックは車高と全長が死角に影響する
クルマには、運転席から直接見えない範囲がある。前方のピラー(窓柱)やドアミラー、車体そのものなどが視界を遮るため、どんなクルマでも死角を完全になくすことは難しい。
大型トラックの場合、運転席が高い位置にあるため、遠くの道路状況や周囲の交通の流れを把握しやすい。一方、車両のすぐ近く、とくに前方の低い位置や側方は確認しにくいことがある。車体の幅や全長も影響し、運転席から離れた側方や後方は見えにくくなりやすい。
大型トラック画像はこちら
たとえば、車両のすぐ前に子どもが立っていたらどうだろう。運転席からは、車両直前の低い位置にいる人を確認しにくい場合がある。また、ドライバンやウイング車などの箱型トラックでは、その荷台によって後方を直接見ることが難しい。
もちろん、トラックの種類や車体形状によって視界は異なる。大型トラックだから一律に同じ死角があるわけではないのだ。
ミラーがたくさんあっても死角はなくならない
大型トラックには、一般的なドアミラーに加え、助手席側の側方や車両直前などを確認するためのミラーが備わっている。これらを使うことで、直接見えない範囲を補うことができる。
しかし、ミラーにも映る範囲の限界がある。映像が小さく見えたり、距離感をつかみにくかったりすることもあり、周囲の状況をすべて把握できるわけではない。
トラックに備わる複数のミラー画像はこちら
とくに注意したいのが、車体の左側方だ。助手席側の窓の下や車体の近くは、自転車やバイクが入り込むと、ドライバーから見えにくい位置になることがある。「こちらから運転席やミラーが見えていても、ドライバーが自分を認識しているとは限らない」。 この点は、乗用車のドライバーにもぜひ覚えておいてほしい。