エンジン派のドリキンが「これならEVでもありかな」ホンダ・スーパーワンで群サイを攻めてわかった本気っぷり【土屋圭市 峠賛歌】 (2/2ページ)

ブーストモードで走りがもっと楽しくなる!

 って、眺めてるだけでも楽しいけど、やっぱり気になるのは走りでしょ。というわけで、勝手知ったる群サイで、期待のスポーツコンパクトEVの実力を確かめていこう。ちなみに、ブルドッグ・スタイルはメカの部分には手を入れていないから、走りについてはノーマルが気になっている人の参考にもなるはずだよ。

 足まわりは、思ってたより硬めだね。キビキビ曲がるように、ってのがホンダの狙いらしいんだけれど、スポーツ性重視だってのは走り出した途端にはっきりわかる。ファミリー向けにはちょっとハードかもしれないけど、若者ウケはするだろうだね。

 それと同時に、ハッキリ感じられるのはボディ剛性がしっかりしていること。スポーティな足も剛性が高いんだけど、それをキチンと受け止めているよね。回頭性もかなりいいよ。

 トルクは十分あって、ノーマルモードでもスーッと加速してくれる。これはEVのいいところ、なんだけど、音が静かすぎて物足りない気もする。

 と思いつつ、スポーツモードにしてみると、なんかV8みたいなエンジン音が出たよ! 音量はちょっと控えめだけど、減速時のブリッピングも再現してるし。パドルでの仮想7段変速もできるようになるから、ワインディングとかを攻めるときには楽しそうだね。これで、VTECサウンドっぽかったら最高なんだけどな。

 そうそう、ターボIIがドッカンだって話はしたけど、スーパーワンにはブーストモードっていうのがある。ステアリングのスイッチを押と、まずは疑似エンジンサウンドがグンと大きくなって、メーターの色が変わる。

 そして、走りが俄然パワフルになる。最高出力が通常の64馬力から95馬力に跳ね上がるからね。コーナーでスキール音出ちゃったりして、明らかに感じられるくらい変わるよ。これはメッチャ楽しいな。ホンダが、ここまで遊び心のあるクルマを作ったのは、久々なんじゃないかな。

 もちろん、オレはエンジン派なんだけど、これなら1台は電動でもいいかな? って思わせてくれるものになってるね。補助金使うとだいぶお手頃に買えるし、浮いた予算で、ブルドッグ・スタイルにできちゃうんじゃない?

※本記事は雑誌「CARトップ2026年9月号」の記事を再構成して掲載しています


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